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健康診断結果の基準値と比較する

健康診断結果の基準値と比較する健康診断結果にある基準値とは、健康な人を集めて得られた検査データをのうち、95%が含まれる範囲を平均化した数値です。

残り5%の人も健康ですが、基準地外としています。そのため、あなたが健康であっても基準値から外れる場合があります。

この基準値は以前は一部の医療機関で「正常値」という用語でも使われていましたが、「正常の反対は異常」といった誤解を招くため、現在は基準値に統一しています。

このように健康診断結果はあくまで健康の目安であり、病気になる可能性を察知する目的に限られています。最終的に異常値が病気によるものかどうかは、医師による総合的な判断が欠かせません。

また、同じ検査項目でも医療機関ごとに検査方法や単位が統一されていないのが現状です。複数の病院やクリニックによる検査結果を比較するときは、基準値が異なる場合がありますので注意しましょう。

身体測定(身長・体重・BMIなど)

身長と体重を計測し、肥満度を表す国際指標であるBMI(体格指数)、標準体重、肥満区分を算出します。

区分 項目 略号 基準値 単位
身体測定 身長 H 男性平均  170.6 cm
女性平均  158.0
体重 W 男性平均  59.5 kg
女性平均  53.5
BMI(体格指数) BMI 18.5~24.9 -
標準体重 SW 男性平均  64.0 kg
女性平均  54.9
肥満区分 FC 普通 -
眼・耳(視力・眼圧・聴力など)

視力や色神といった視覚の異常を調べます。眼底検査は別分類であり、血管の病気を検査しています。

眼圧では角膜に空気を噴射して、眼内液の反応から眼球の圧力を調べます。緑内障、高眼圧症、網膜剥離などがわかります。

眼底検査は眼底検査機で網膜の血管を調べ、腎臓病や動脈硬化などを発見します。眼底は唯一、肉眼で血管が見られる箇所です。

聴力は1000Hzの低音と4000Hzの高音を耳にあてて、周波数に幅があっても聴力に異常がないかを調べます。

区分 項目 略号 基準値 単位
視力 視力 E 0.8~ -
色神 CVI 所見なし -
眼圧 眼圧 OT 10~21 mmHg
眼底検査 キースワグナー度 KW 0
動脈硬化性変化 SS 0
高血圧性変化 SH 0
糖尿病性変化 SCott 0
聴力 聴力1000Hz H10 ~30 db
聴力4000Hz H40 ~40 db
血液(白血球数・血清鉄など)

ヘマトクリット、ヘモグロビン、赤血球数、白血球数、血小板数、血清鉄などを検査します。全て血液に対する割合を示しています。

区分 項目 略号 基準値 単位
血球検査 ヘマトクリット(Ht) Ht 男性  38.0~50.0 %
女性  34.0~45.0
ヘモグロビン Hb 男性  13.0~17.0 mg/dL
女性  11.2~15.2
赤血球数 RBC 男性  420~570 万/μL
女性  380~500
白血球数 WBC 3,900~10,000 μL
血小板数 PLT 13.0~36.0 万/μL
血清鉄 Fe 男性  70~170 μg/dL
女性  60~130
平均赤血球容積(MCV) MCV 男性  83~101 fL
女性  80~101
平均赤血球ヘモグロビン量 MCH 男性  28.2~34.7 pg
女性  26.4~34.3
平均赤血球ヘモグロビン濃度 MCHC 男性  31.8~36.4 %
女性  31.3~36.1
血管(血圧・脂質代謝など)

血圧は高血圧や低血圧を調べて、心臓病や脳出血などの予兆を判断します。血圧の最高値を収縮期血圧、最低値を拡張期血圧とも呼びます。

脂質代謝では総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪などを調べます。動脈硬化、心臓病、脳卒中の発症率に関係します。

区分 項目 略号 基準値 単位
血圧 血圧最高値 HBP 100~139 mmHg
血圧最低値 LBP 60~89 mmHg
脂質代謝 総コレステロール(脂質代謝) TCHO 140~219 mg/dL
HDLコレステロール HDL 男性  40~86 mg/dL
女性  40~99
LDLコレステロール LDL 60~139 mg/dL
中性脂肪 TG 30~199 mg/dL
胸部・腹部(エコー検査・心電図など)

ペプシノゲンは血中のペプシノゲン1と2の産出量から胃の状態を判別し、胃癌を発見します。ペプシノゲンが減ると、胃の病気が発生しやすいです。

エコー検査では臓器の内部に超音波を反射させ、炎症や腫瘍などの病変を捉えます。肝硬変、脂肪肝、肝臓癌、胆石、乳癌などの発見に有効です。

レントゲン検査は胸部、もしくは胃部に検査X線を照射し、臓器の位置を確認、専門医の目視で病気の有無を発見します。

心電図では心臓の電気的な活動をグラフに記録し、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓肥大、心膜炎、冠動脈不全、高血圧症などの異常を検知します。

区分 項目 略号 基準値 単位
ペプシノゲン ペプシノゲン1 PG1 70.1~ ng/mL
ペプシノゲン2 PG2 1との比率 ng/mL
ペプシノゲン比率 PGR 3.1~ -
エコー検査 腹部エコー ECS 正常 -
乳房エコー ECB 正常 -
甲状腺エコー(超音波)検査 ECT 正常 -
レントゲン検査 胸部レントゲン XB 正常 -
胃部レントゲン XS 正常 -
心電図 心電図 ECG 正常 -
肝臓・胆嚢(肝機能・血清蛋白など)

GOT、GPT、γ-GTPなどから肝臓の病気を調べます。肝臓は代謝、排出、解毒といった大切な機能が多い臓器です。

また、総蛋白、アルブミン、グロブリンなどからも肝臓の病気がわかります。アルブミンの増加で感染症、グロブリンの減少で栄養障害が判明できます。

区分 項目 略号 基準値 単位
肝機能 GOT(AST) GOT 10~40 U/L
GPT(ALT) GPT 5~45 U/L
γ-GTP γ-GTP 16~73 U/L
アルカリホスファターゼ ALP 104~338 U/L
チモール混濁テスト TTT ~4 U
硫酸亜鉛混濁テスト ZTT 2.3~12.0 U
乳酸脱水素酵素 LDH ~229 U/L
コリンエステラーゼ ChE 男性  250~500 U/L
女性  200~450
総ビリルビン T-BiL 0.4~1.2 U/L
血清蛋白 総蛋白 TP 6.5~8.2 g/dL
アルブミン ALP 3.8~5.2 g/dL
アルブミン/グロブリン比 A/G 1~2 -
膵臓(膵機能・糖代謝など)

消化酵素を含む膵液にあるアミラーゼの濃度より、膵臓の障害を調べます。膵臓に異常があると、食べ物はうまく吸収できません。

尿糖、ケトン体、血糖、HbA1c(グリコヘモグロビン)を検査して、血中のブドウ糖濃度が病的に高まってしまう糖尿病を早期に発見します。

区分 項目 略号 基準値 単位
膵機能 アミラーゼ AMY 30~119 U/L
糖代謝 尿糖 US (-) -
ケトン体 K (-) -
空腹時血糖 BS 60~109 mg/dL
HbA1c HbA1c 4.3~5.8 %
腎臓・大腸(尿酸・便潜血など)

尿酸値より関節内に貯まって炎症を起こす痛風を調べます。痛風以外には動脈硬化や腎炎、尿毒症などと診断されます。

腎機能は尿蛋白、尿ウロビリノーゲン、尿潜血、血中尿素窒素、クレアチニンで病気の有無でわかります。腎機能が低下すると値が上昇します。

また、2日間で排泄された便中に血が混ざっているか調べ、大腸の病気を発見します。寄生虫や細菌の有無を診断できます。

区分 項目 略号 基準値 単位
尿酸 尿酸(痛風) UA ~7.0 mg/dL
腎機能 尿蛋白 UP (-) -
尿ウロビリノーゲン UU (±) -
尿潜血 UOB (-) -
血中尿素窒素 BUN 6.0~23.0 mg/dL
クレアチニン Cr 男性  0.5~1.1 mg/dL
女性  0.4~0.8
便潜血 便潜血 ST (-) -
炎症性疾患・腫瘍(喀痰検査など)

血清中のC反応性蛋白、リウマチ因子、B型、C型肝炎ウイルス、抗ストレプトリジンから微生物の潜入による炎症性疾患を探知します。

腫瘍マーカーでは血中の糖鎖抗原19-9、αフェトプロテイン、癌胎児性抗原、SCC抗原で悪性腫瘍の存在を調べます。腫瘍マーカーとは悪性腫瘍から多く産生される物質です。

喀痰検査は口腔内の粘液から肺癌などの悪性腫瘍、肺結核や気管支炎にかかる細菌の有無を調べます。

区分 項目 略号 基準値 単位
炎症性疾患 C反応性蛋白 CRP ~0.45 mg/dL
リウマチ因子 RA (-) -
B型肝炎ウイルス抗原 HBsAg (-) -
B型肝炎ウイルス抗体 HBsAb (-) -
C型肝炎ウイルス抗体 HCV (-) -
抗ストレプトリジンO ASO ~244 IU/mL
腫瘍マーカー 糖鎖抗原19-9 CA19 ~37.0 U/mL
αフェトプロテイン AFP ~10.0 ng/mL
癌胎児性抗原 CEA ~5.0 ng/mL
SCC抗原 SCC ~1.5 ng/mL
喀痰検査 喀痰検査 ES (-) -

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