血球検査

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健康診断結果の血球検査

正式名称 略号 結果 正常(基準)値 単位
ヘマトクリット Ht 46.2 男性  40.4~51.9
女性  34.3~45.2
ヘモグロビン Hgb 16.0 男性  13.6~18.3 g/dl
女性  11.2~15.2
赤血球数 RBC 508 男性  438~577 10,000/mm³
女性  376~516
白血球数 WBC 6,600 3,500~9,700 100/mm³
血小板数 Plt 26.0 14.0~37.9 10,000/mm³
血清鉄 Fe 120 男性  70~170 μg/dl
女性  60~130
平均赤血球容積 MCV 91.0 男性  83~101 fl
女性  80~101
平均赤血球ヘモグロビン量 MCH 31.5 男性  28.2~34.7 pg
女性  26.4~34.3
平均赤血球ヘモグロビン濃度 MCHC 34.6 男性  31.8~36.4
女性  31.3~36.1
判定 - A A~H(8種類) -

健康診断結果の血球検査の項目ではヘマトクリット、ヘモグロビン、赤血球数、白血球数、血小板数、血清鉄、平均赤血球容積、平均赤血球ヘモグロビン量、平均赤血球ヘモグロビン濃度を検査します。

血球検査は血液を採取して、成分を分析する検査です。血液には体内で起こった様々な経過を示す物質が含まれていますので、臓器の具合から病気の状態までを知ることができます。

血液は血球成分と血清からできており、血球成分には赤血球、白血球、血小板があり、生体の維持で重要な役割を担っています。

血球検査の検査結果から判定できる病気は貧血、欠乏症、白血病などの血液そのものの疾患と、肝硬変、子宮筋腫、心筋梗塞などの成分が異常値を示していることから推測できる病気に大別できます。

血球検査の健康診断結果における正常(基準)値は健康な方の平均値ですので、あくまで目安であり、各検査機関で多少の差異があります。

また、病気の疑いがある場合はお近くの専門医までご相談ください。

ヘマトクリット

ヘマトクリットの健康診断の内容

ヘマトクリット健康診断でヘマトクリットを測る場合、注射器で2本分ほどの血液を採取して、成分を分析します。

ヘマトクリットは血液中の赤血球の占める割合で、貧血では低い値を示します。

ヘマトクリットの基準値は男性が「40.4~51.9%」、女性が「34.3~45.2%」となっております。

ヘマトクリットで判定できる病気

ヘマトクリットの健康診断結果で割合が低い場合、鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、出血原因貧血などを疑うことができます。

逆に割合が高い場合、多血症などを疑うことができます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

ヘマトクリットに関する知識

赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの3つの検査データから赤血球の大きさ、1個の赤血球中のヘモグロビン量や濃度が計測できます。

ヘマトクリット値が基準値より低い場合には赤血球が少ないことを意味し、貧血が疑われます。ただし、妊娠中にも基準値を下回ることがあります。

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ヘモグロビン

ヘモグロビンの健康診断の内容

健康診断でヘモグロビンを測る場合、ヘマトクリットと同様に血液検査から測定します。

ヘモグロビンは赤血球の成分の1つで、血色素とも呼ばれます。血液の赤い色は赤血球に含まれる血色素の影響であり、赤血球の働きの中心でもあります。

また、ヘモグロビンが低い値の場合、貧血の指標になります。

ヘモグロビンの基準値は男性が「13.6~18.3g/dl」、女性が「11.2~15.2g/dl」となっております。

ヘモグロビンで判定できる病気

ヘモグロビンの健康診断結果で低い値の場合、鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、出血原因貧血などを疑うことができます。

逆に高い値の場合、多血症などを疑うことができます。

基準値を下回る場合は貧血と判断されますが、実はあまり自覚症状がありません。

男女ともヘモグロビンが10g/dl以下になると、重度の貧血と診断され、息切れやめまい、立ちくらみが現れてきます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

ヘモグロビンに関する知識

血色素であるヘモグロビンはヘムという赤い色をした鉄分と、グロビンというたんぱく質が結合した物質です。

血液が全身に酸素や二酸化炭素を運ぶことができるのは、このヘモグロビンに酸素や二酸化炭素が結合するからです。

ヘモグロビンの量が減少するということは、鉄分が減ったために酸素の供給量が減ることになりますので、鉄欠乏性貧血と呼ばれます。

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赤血球数

赤血球数の健康診断の内容

健康診断で赤血球数を測る場合、ヘマトクリットと同様に血液検査から測定します。

赤血球は血液の主な細胞成分で、酸素を肺から各組織に運びます。

赤血球数の基準値は男性が「438~577(10,000/mm³)」、女性が「376~516(10000/mm³)」となっております。

赤血球数で判定できる病気

赤血球数の健康診断結果で低い値の場合、貧血、ビタミンB12欠乏症、痔、子宮筋腫などを疑うことができます。

逆に割合が高い値の場合、多血症などを疑うことができます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

赤血球数に関する知識

呼吸で肺に送られた酸素は全身を巡らせなければいけません。

赤血球のヘモグロビンに酸素が結合して、血液の流れに乗って全身に酸素を運び、各組織で生成される二酸化炭素を回収します。

赤血球数が少ないと酸素を運ぶ量が少ないために、酸欠から貧血を起こしやすいのですが、逆に多くても健康には良くありません。

高血圧、喫煙、肥満、ストレスなどで赤血球数が増えると、血栓ができやすく脳梗塞や心筋梗塞になりやすいです。

積極的に赤血球数を減らすために生活習慣の是正も含め、薬での治療が必要です。

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白血球数

白血球数の健康診断の内容

健康診断で白血球数を測る場合、ヘマトクリットと同様に血液検査から測定します。

白血球は体に侵入してきた細菌やウイルスなどの外敵と戦い、感染をくい止める働きを持った細菌です。

白血球数の基準値は「3,500~9,700(100/mm³)」となっております。

白血球数で判定できる病気

白血球数の健康診断結果で高い値の場合、虫垂炎、肺炎、胆嚢炎、膵炎、腎盂腎炎、心筋梗塞、白血病、敗血病、薬剤障害などを疑うことができます。

逆に低い値の場合、膠原病、悪性貧血、再生不良貧血、抗がん剤障害などを疑うことができます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

白血球数に関する知識

白血球は細胞の種類によって、異なる機能に変化します。

細菌の感染症で重要な役割を果たしている好中球、免疫反応の中心的役割を担っているリンパ球、アレルギー疾患で働く好酸球、通常の炎症では動員されない好塩基球と単球に分かれています。

体内で何らかの不具合が起こると、血液中の白血球の数が増加します。また、外傷、運動、ストレス、妊娠、喫煙、ステロイド薬の使用でも高くなることがあります。

骨髄の働きが低下した場合や、古くなった白血球を壊す脾臓の働きが異常に高まった場合には減少します。

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血小板数

血小板数の健康診断の内容

健康診断で血小板数を測る場合、ヘマトクリットと同様に血液検査から測定します。

血小板は血管が傷ついた場合に集まり、血管の傷を塞いで出血を止める働きをしています。

血小板数の基準値は「14.0~37.9(10,000/mm³)」となっております。

血小板数で判定できる病気

血小板数の健康診断結果で高い値の場合、骨髄性白血病、本態性血小板血症などを疑うことができます。

逆に低い値の場合、血小板減少性紫斑病、悪性貧血、再生不良貧血、白血病、肝硬変などを疑うことができます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

血小板数に関する知識

血小板には血液を凝固させて、出血を止める働きがあります。血小板数が減少すると血液が止まりにくくなり、血小板数が増加すると固まりやすくなります。

5.0(10,000/mm³)以下になると、歯茎から出血しやすくなり、鼻血も出やすくなります。3.0(10,000/mm³)以下になると、脳出血を起こす危険性があります。

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血清鉄

血清鉄の健康診断の内容

健康診断で血清鉄を測る場合、ヘマトクリットと同様に血液検査から測定します。

血清鉄は血清中に含まれる鉄分のことで、鉄欠乏性貧血の有無を検査します。

血清鉄の基準値は男性が「70~170μg/dl」、女性が「60~130μg/dl」となっております。

血清鉄で判定できる病気

血清鉄の健康診断結果では鉄欠乏性貧血、真性多血症、悪性腫瘍、慢性炎症性疾患などを疑うことができます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

血清鉄に関する知識

血清鉄は朝に高く、夕方から夜間に低いです。

変動幅は大きく、健康な方でも1日のうちで10時と22時では、約2倍の差が生じることが報告されています。

健康診断は陽が明るいうちに行われますが、例えば、8時と14時では値が変わってくることを認識しておきましょう。個人差も大きく、12時ごろに最大値を達する人もいます。

血清鉄が前回と比べて大きく変動している場合、前日に鉄剤やサプリメントを服用していないか、何時に採血したのかをチェックする必要があります。

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平均赤血球容積

平均赤血球容積の健康診断の内容

健康診断で平均赤血球容積を測る場合、ヘマトクリットと同様に血液検査から測定します。

赤血球1個の平均的容積であり、赤血球の大きさの指標となる数値で、赤血球数とヘマトクリットの値から算出した値になります。

平均赤血球容積の基準値は男性が「83~101fl」、女性が「80~101fl」となっております。

平均赤血球容積で判定できる病気

平均赤血球容積の健康診断結果では高い値の場合、高色素性貧血、大球性貧血などを疑うことができます。

逆に低い値の場合、低色素性貧血、小球性貧血などを疑うことができます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

平均赤血球容積に関する知識

ヘマトクリット値は血液中に占める血球の容積の割合を示す数値ですので、このヘマトクリット値を赤血球数で割ると、赤血球1個あたりの平均的な血球の容積を算出できます。

平均赤血球容積の単位であるflはフェムトリットルと読み、1fは10のマイナス15乗を意味します。

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平均赤血球ヘモグロビン量

平均赤血球ヘモグロビン量の健康診断の内容

健康診断で平均赤血球ヘモグロビン量を測る場合、ヘマトクリットと同様に血液検査から測定します。

赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に現した数値で、赤血球数とヘモグロビン量から算出した値になります。

平均赤血球ヘモグロビン量の基準値は男性が「28.2~34.7pg」、女性が「26.4~34.3pg」となっております。

平均赤血球ヘモグロビン量で判定できる病気

平均赤血球容積の健康診断結果では高い値の場合、高色素性貧血、大球性貧血などを疑うことができます。

逆に低い値の場合、低色素性貧血、小球性貧血などを疑うことができます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

平均赤血球ヘモグロビン量に関する知識

ヘモグロビン量は赤血球の成分の1つである血色素の数ですので、このヘモグロビン量を赤血球数で割ると、赤血球1個あたりの平均的なヘモグロビン量を算出できます。

ヘモグロビン量の単位であるpgはピコグラムと読み、1pは10のマイナス12乗、1兆分の1を意味します。

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平均赤血球ヘモグロビン濃度

平均赤血球ヘモグロビン濃度の健康診断の内容

健康診断で平均赤血球ヘモグロビン濃度を測る場合、ヘマトクリットと同様に血液検査から測定します。

赤血球の一定容積に対するヘモグロビン量の割合を表した数値で、ヘモグロビン量とヘマトクリット値から算出した値になります。

平均赤血球ヘモグロビン濃度の基準値は男性が「31.8~36.4%」、女性が「31.3~36.1%」となっております。

平均赤血球ヘモグロビン濃度で判定できる病気

平均赤血球容積の健康診断結果では高い値の場合、高色素性貧血、大球性貧血などを疑うことができます。

逆に低い値の場合、低色素性貧血、小球性貧血などを疑うことができます。

判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。

平均赤血球ヘモグロビン濃度に関する知識

赤血球の成分の1つである血色素であるヘモグロビンを、血液中に占める血球の容積の割合を示す数値であるヘマトクリットで割ることで、一定のヘマトクリットあたりのヘモグロビン量を%で示すことできます。

平均赤血球容積、平均赤血球ヘモグロビン量、平均赤血球ヘモグロビン濃度に見られるように、ヘマトクリット、ヘモグロビン、赤血球数を互いに割りあうことで、赤血球のバランスを一目で判断できるようにしています。

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