| 正式名称 | 略号 | 結果 | 正常(基準)値 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 糖鎖抗原19-9 | CA19-9 | 19.0 | ~37.0 | U/ml |
| αフェトプロテイン | AFP | 5.0 | ~10.0 | ng/ml |
| 癌胎児性抗原 | CEA | 2.5 | ~5.0 | ng/ml |
| 判定 | - | A | A~H(8種類) | - |
健康診断結果の腫瘍マーカーの項目では糖鎖抗原19-9、αフェトプロテイン、癌胎児性抗原を検査します。
腫瘍マーカーは悪性腫瘍から特異的に産生される物質です。異常な高値を示せば腫瘍診断に役に立ちます。
ただし、低値を示さないからといって、腫瘍がないとは断言できません。
腫瘍マーカーの検査結果から判定できる病気は膵臓癌、胆道癌、胆石、膵炎、肝臓癌、胃癌、大腸癌などです。
腫瘍マーカーの健康診断結果における正常(基準)値は健康な方の平均値ですので、あくまで目安であり、各検査機関で多少の差異があります。
また、病気の疑いがある場合はお近くの専門医までご相談ください。
健康診断で糖鎖抗原19-9を測る場合、血液を採取し、分離機で癌特有のたんぱく質の量を測定します。
糖鎖抗原19-9は消化管や唾液腺、気管支腺などの細胞にわずかに存在するのですが、膵臓癌、胆道癌になると急上昇する値です。
糖鎖抗原19-9の基準値は「~37.0ng/ml」となっております。
糖鎖抗原19-9の健康診断結果では膵臓癌、胆道癌、胆石、膵炎などを疑うことができます。
判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。
糖鎖抗原19-9も含めた腫瘍マーカーの健康診断では、癌がある程度の大きさになるまで陽性を示さない性質があります。
数値が少しでも高いようでしたら、早期発見のためにも癌検診の受診が望ましいです。
また、陰性であるからといって癌を否定できるものではありません。
ただし、他の要因によって陽性を示すこともありますので、数値が高まった場合は経過を観察して、再度検査を受け、数値が低くなるような変化をした場合は癌の確率は低いとされています。
健康診断でαフェトプロテインを測る場合、糖鎖抗原19-9と同様に血液検査で測定します。
αフェトプロテインは胎児の血清中に見られるたんぱく質の一種です。
胃癌、膵臓癌、胆道癌、大腸癌でも値の変化が見られますが、肝臓癌のみ急激に上昇します。
αフェトプロテインの基準値は「~10.0ng/ml」となっております。
αフェトプロテインの健康診断結果では肝臓癌などを疑うことができます。
判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。
αフェトプロテインは出生時に高くなり、生後8~10ヶ月で成人値と同様にほとんど消失します。
妊娠後期にも高値になる傾向があります。
肝臓癌で上昇するαフェトプロテインですが、肝炎や肝硬変でも上昇する傾向があります。
健康診断で癌胎児性抗原を測る場合、糖鎖抗原19-9と同様に血液検査で測定します。
癌胎児性抗原は胃癌、大腸癌で高い数値になります。消化器官の悪性腫瘍を中心に、最も汎用的である腫瘍マーカーです。
健康な人でも基準値を超える場合もありますが、基準値の2倍以上で癌の疑いが濃厚で、4倍以上では癌が転移している可能性もあります。
癌胎児性抗原の基準値は「~5.0ng/ml」となっております。
癌胎児性抗原の健康診断結果では胃癌、大腸癌、肝臓癌、胆道癌などを疑うことができます。
判定結果が正常値でなかった場合は、放置していると悪化する可能性が大きかったり、既に適切な対処法が必要な場合があったりしますので、早めに医師の適切な指示を受けるようにしましょう。
癌は進行性ですので約3ヵ月後に再検査を行って、数値に変化がない場合は癌の確率も低くなります。
腫瘍マーカーの中でも癌胎児性抗原は男女差はありませんが、加齢とともに上昇する傾向があり、基準値を超えたからといって、必ずしも癌が存在しているとは言えません。
また、喫煙者でより高値になります。