健康診断結果の見方!血液検査や尿検査など140項目以上の意味

年1回の健康診断で過去の自分と比較する

年1回の健康診断で過去の自分と比較する

健康診断で受けられる140項目以上の検査結果の見方を説明しています。異常値が見られたときは臓器の機能一覧にある臓器のいずれかで機能が低下している可能性があり、基準値に収まっていないことが考えられます。

ただし、健康診断結果の一部が基準値を超えていても、総合的に判断することが大切です。基準値とは健康な人の95%以上の平均値にすぎないため、異常値が見られても、平均的ではないだけかもしれません。

逆に基準値内であっても不健康であるケースも散見されます。そのため、健康診断では過去の自分と比較することが重要です。数値が大きく上昇しているなどの変化が見られた場合は、基準値内でも精密検査が望ましいです。

区分項目
身体測定・体力測定
21項目
  • 身長・体重・標準体重
  • BMI・肥満度
  • 体脂肪率
  • 腹囲・ウエスト
  • 肺活量 など
眼・耳・鼻・口
11項目
  • 視力・色神・眼圧
  • 眼底検査
  • 視野検査
  • 聴力・嗅覚検査
  • 味覚・口臭検査 など
血液・血管・脂質
29項目
  • ヘマトクリット
  • ヘモグロビン
  • 赤血球・白血球
  • コレステロール
  • 中性脂肪 など
膵臓・胆嚢・肝臓
18項目
  • アミラーゼ
  • 空腹時血糖
  • 総蛋白・アルブミン
  • GOT・GPT・γ-GTP
  • 乳酸脱水素酵素 など
尿検査・腎臓・大腸
20項目
  • 尿蛋白・尿糖
  • 尿pH・尿潜血・尿酸
  • 尿素窒素
  • ナトリウム・カリウム
  • 便潜血 など
エコー・X線・画像診断
13項目
  • 腹部・乳房エコー検査
  • 甲状腺エコー検査
  • 胸部・胃部X線検査
  • 心電図
  • PET・MRI・CT など
感染症・腫瘍
21項目
  • B型肝炎ウイルス抗原
  • HIV検査
  • C反応性蛋白
  • CA125・SCC抗原
  • 喀痰細胞診検査 など
皮膚・骨・体質
6項目
  • 骨密度若年成人平均値
  • アレルギー検査
  • 特異的IgE抗体検査
  • 遺伝子検査 など
精神・頭脳
6項目
  • 神経症
  • 心身症
  • 統合失調症
  • うつ病(QIDS-J)
  • IQテスト など

140項目以上における健康診断結果の見方

身体測定・体力測定(21項目)

項目説明
身長 体重や体脂肪とのバランスで、肥満度の判定に使います。子供の場合は平均身長との差も診断します。
体重 身長や腹囲、体脂肪率などと一緒に肥満判定に利用します。体重が重いだけでは健康への悪影響はありませんが、子供の場合は平均体重との差も診断します。
標準体重 標準体重は「身長×身長×22」で計算します。
BMI(体格指数) 国際的な体格指数です。BMIが適正範囲内であると病気にかかりにくいことが統計的に知られています。
肥満度 BMIを3段階に分けて、25以上を肥満とした指標です。健康診断によっては体重と標準体重の差を4段階に分けて、20%以上を肥満と区分することもあります。
筋肉量(骨格筋率) 体を動かすための筋肉を骨格筋と呼び、筋肉全体の40%を占めています。内臓を動かす平滑筋や心筋と違って、運動すると増やすことができます。
体脂肪率 身長と体重による肥満度の判別は体重における筋肉量と脂肪の割合を考慮していません。そのため、体脂肪率を直接計測するほうが、正確な肥満度がわかります。
基礎代謝 筋肉をまったく動かさなくても消費されるカロリーのことです。体重や筋肉が多いほど、数値は上がっていきます。
胸囲(バスト) 胸の1番太い箇所を測ります。男性は脇の下、女性はバストトップに位置します。
ウエスト ウエストは腹囲と違い、胴回りの1番細い部分を測ります。背筋を伸ばすとへその数cm上がくびれていることがわかります。
腹囲 へそと同じ位置を測ります。メタボ健診では男性85cm以上、女性90cm以上が基準値外となります。
項目説明
肺活量 肺活量が極端に低い人は肺に穴が空いたり、気管支が炎症する病気が考えられます。検査項目は肺活量予測値、努力性肺活量、%肺活量、1秒量、1秒準に分かれます。
項目説明
握力 握力計を握って握力を計ります。握力の低下は筋力の減少を意味しますが、心臓や血管が弱っている人もいます。
上体起こし 上体起こしとは両腕をクロスさせて、胸の前に付ける腹筋運動です。実年齢と比較して平均以下の人は、筋力が極端に落ちている可能性が高いです。
長座体前屈 座った姿勢から手を伸ばすことで柔軟性を計ります。病気とは直接関係していませんが、平均以下の人はケガをしやすく、老化によって歩行が難しくになることもあります。
立ち幅とび 助走をつけずに両足を揃えて幅跳びをします。足腰の筋力、柔軟性、平衡感覚をテストします。
反復横とび 100cm幅の線を交互にまたいで敏捷性を試します。平均以下の場合は足腰が弱っている可能性があります。
20mシャトルラン 音が鳴るたびに20mをダッシュするテストで、20mの線に2回連続届かなかったときの回数を記録します。有酸素運動能力や最大酸素摂取量を計測できます。
50m走 50mを全力で走るテストです。毎年記録することで足腰の筋力低下がチェックできます。
急歩 男性は1,500m、女性は1,000mを急いで歩きます。血管、肺、筋力による総合的な持久力を検証します。
ソフトボール投げ ソフトボールを遠く投げる体力測定です。テストには全身の筋肉を使いますが、特に肩まわりの筋力を試します。

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眼・耳・鼻・口(11項目)

項目説明
視力 視力の基準値は0.8以上です。健康診断では裸眼視力と矯正視力を区別しません。
色神(色覚検査) 色を認識する神経細胞に異常を確認します。
眼圧 緑内障や疲れ目などで数値が上昇します。
視野検査 視野計に顔を入れて、光が見えたときにボタンを押す検査です。さまざまなところに大きさや強さも異なる光が現れることで視野が計れます。
動体視力検査 画面に一瞬だけ映る複数の数字を入力する検査です。動体視力はトレーニングで向上できます。
VDT検査 スマホやパソコンなどのディスプレイによる身体と精神の疲労度を計る検査です。
項目説明
眼底検査 眼底は目視で血管の状態を見られるため、動脈硬化など血管に関する病気を発見できます。検査項目はキースワグナー度、動脈硬化性変化、高血圧性変化、糖尿病性変化などがあります。
項目説明
聴力検査 オージオメーターという機械で1000Hzと4000Hzの音域を流して、聞こえるかどうかを調べます。老人性難聴や突発性難聴を診断できます。
嗅覚検査 2種類の基準臭を嗅いだあとに、5種類の臭いを嗅いでみて、その中から2種類の基準臭を嗅ぎ当てる検査です。
味覚検査 甘味、塩味、酸味、苦味を異なる濃度で舌の上に置いて、味覚障害を調べます。電気味覚計で味覚障害のレベルを計ることもできます。
口臭検査 口臭測定器で口臭の主成分であるガスを測定します。原因は虫歯、歯周病、扁桃炎、胃炎などです。

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血液・血管・脂質(29項目)

項目説明
ヘマトクリット(Ht) 血液中に赤血球が占める割合を%で示しています。貧血では35~38%を切るなどの低い値を示します。
ヘモグロビン(Hb) 血液の赤い色は赤血球に含まれるヘモグロビンは血色素とも呼ばれている赤血球の働きの中心です。貧血の指標になります。
赤血球(RBC) 赤血球は血液の主な細胞成分で、酸素を肺から各組織へ運ぶ役割があります。数値が少ないと貧血や痔などの疑いが強いです。
白血球(WBC) 体内に炎症が起こると、血液中の白血球の数が増加します。逆に骨髄の働きが低下したり、古くなった白血球を壊す脾臓の働きが異常に高まったときは減少します。
血小板(PLT) 血小板は出血を止めるための重要な働きを持ち、この値が極端に減少すると、出血を起こしやすくなります。
MCV(平均赤血球容積) 赤血球1個の平均的な容積であり、赤血球の大きさの指標となります。貧血の種類と原因の特定に役立ちます。数値は赤血球とヘマトクリット値から算出できます。
MCH(平均赤血球ヘモグロビン量) 赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に表した項目です。貧血の種類と原因の特定に役立ちます。数値は赤血球とヘモグロビン量から算出できます。
MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度) 赤血球の一定容積に対するヘモグロビン量の比率を%で表しています。貧血の種類と原因の特定に役立ちます。数値はヘマトクリット値とヘモグロビン量から算出できます。
赤血球粒度分布幅 赤血球の容積の分布を示します。
項目説明
好中球 白血球を種類別に分けて、その割合を調べる白血球分画の検査項目の1つです。好中球は殺菌に関与しており、細菌感染すると増加します。
リンパ球 白血球の種類の1つで免疫機能を保持しています。細菌やウイルスに感染すると増加します。
単球 白血球の種類の1つで殺菌や免疫などの機能があり、多数の疾患で増加します。
好酸球 白血球の種類の1つでアレルギーに反応します。
好塩基球 白血球の種類の1つでアレルギー性疾患で増加します。
項目説明
血清鉄(Fe) 血清中に含まれる鉄分を測定して、鉄欠乏性貧血の有無を調べます。
TIBC タンパク質と結合した血清鉄の量を調べます。TIBCが不足すると、貧血、感染症、悪性腫瘍などが疑われます。
フェリチン 血清鉄を貯められるタンパク質です。フェリチンが不足すると血清鉄の数値も減少します。
項目説明
血圧 検査時の体調や環境などにも大きくされますが、血圧が高い状態を放置すると、脳出血や心臓病などの原因になりえます。
項目説明
総コレステロール(T-CHO) 血液中に含まれる脂肪の一種で、脂肪の多い食事などを続けていると高値を示し、動脈硬化の原因になります。
HDLコレステロール 動脈硬化を予防してくれる善玉コレステロールです。低い値になると血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳血栓症などを引き起こします。
LDLコレステロール 余分なコレステロールを体内に運ぶ役割があり、基準値以上になると血液中の総コレステロールの数値が上がって、動脈硬化などの血管の病気を引き起こします。
中性脂肪(TG) 皮下脂肪の主成分でLDLコレステロールと同様に、動脈硬化の危険因子になります。
βリポ蛋白 コレステロールや中性脂肪と結合するタンパク質で、高い値では動脈硬化、糖尿病、腎臓疾患が疑われます。
項目説明
ペプシノゲン 消化酵素のペプシンとなる物質です。血液検査によって、胃粘膜で作られるペプシノゲンの濃度を比べて、その状態を知ります。
CPK 心臓などの筋肉に含まれる酵素です。数値が高いときは心臓周辺などの細胞に異常があり、心筋梗塞や悪性腫瘍などが疑われます。
LAP タンパク質を分解する酵素の1つで、主に胆道や肝臓の病気で増加します。
項目説明
BNP(脳性ナトリウム利尿ポリペプチド) 心臓から血液に流れ出るホルモンで、利尿や血管拡張作用を促します。異常値では高血圧や心不全が疑われます。
TSH 甲状腺刺激ホルモンのことで、FT3・FT4との数値と比較して、甲状腺の病気を推測します。
FT3・FT4 甲状腺ホルモンのことです。例えば、TSHが低くて、FT3・FT4が高い場合はバセドウ病などが疑われます。

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膵臓・胆嚢・肝臓(18項目)

項目説明
アミラーゼ(AMY) 膵臓で作られる酵素の1つであり、膵臓の障害を調べる代表的な検査です。
空腹時血糖(BS) 空腹時の血液にある糖の量で、糖尿病診断に重要な指標です。ただし、数値は直前の飲食物に影響されます。
ヘモグロビンA1c(HbA1c) 直前の飲食物に影響を受けず、過去1カ月程度の血糖値の状態がわかります。糖尿病診断の決め手となる項目です。
HOMA-R(インスリン抵抗性) 空腹時血糖と空腹時インスリンの数値で計算できる糖尿病を判定する指標です。
項目説明
総蛋白(TP) 血液中にあるタンパク質の量を計ります。栄養状態の悪化、肝臓や腎臓の機能低下で悪化します。
アルブミン(ALB) 血液中を流れるタンパク質の約50~65%を占める成分です。数値が低いと肝臓疾患や腎臓疾患が疑われます。
A/G(アルブミン/グロブリン)比 アルブミンとグロブリンの比率です。グロブリンは血液中を流れるタンパク質の約35~50%を占める成分で、免疫力に関係しています。
総ビリルビン(T-Bil) 赤血球やコレステロールが壊れたときに出る物質で、基準値より高いと膵臓、胆嚢、肝臓などの機能低下が懸念されます。
乳び 乳びとは脂肪などがリンパに混ざった液体です。空腹時に血清から検出されるときは高脂血症などが疑えます。
溶血 溶血とは血清や血漿がヘモグロビンで赤くなったことです。溶血は直接的な病気を示す値ではなく、基本的には血液検査の不具合を意味します。
項目説明
GOT(AST) 肝臓に多く含まれる酵素で肝障害の手がかりになります。心臓や筋肉の疾患でも高値を示します。
GPT(ALT) 肝臓の働きを調べる代表的な検査です。肝障害などで増加します。
γ-GTP 主にアルコールによる肝機能障害に敏感に反応します。
アルカリホスファターゼ(ALP) 肝臓から十二指腸にいたる胆汁の流出経路に異常があるかどうかを調べます。
コリンエステラーゼ(ChE) タンパク質を作り出す肝臓の能力を見る検査です。
乳酸脱水素酵素(LDH) 急性肝炎の初期、肝臓がん、心臓病などで高い値を示します。
チモール混濁テスト(TTT) 肝臓の病気を判断する検査です。基準値より高いと肝炎や肝硬変などを疑えます。
硫酸亜鉛混濁テスト(ZTT) 血清中のタンパク質を凝固させて、混ざる度合いや濁り具合から肝臓のダメージを判断します。

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尿検査・腎臓・大腸(20項目)

項目説明
尿蛋白 腎炎、ネフローゼ、その他の泌尿器家の病気の主な指標になります。
尿糖(糖定性) 尿に含まれる糖質を調べます。血糖値と合わせて糖尿業の指標になります。
尿潜血 尿に血が含まれているかを調べます。膀胱炎、尿路炎症、結石、腫瘍などによって反応します。
尿沈渣 尿を分離することで赤血球、白血球、扁平上皮、尿路上皮、尿細管上皮、硝子円柱、顆粒円柱、細菌を個別に検出した値です。体内の炎症で数値が上がります。
ケトン体 肝臓で脂肪を分解したときに発生する老廃物です。高値で糖尿病などが指摘できます。
尿ウロビリノーゲン 主に肝機能障害のときに異常な反応が出ます。高熱や薬物などにより変化出やすい項目です。
尿比重 腎臓が尿をどのくらい濃縮したかを調べます。
尿pH 健康下では弱酸性である尿のpHを調べます。酸性が強いほど糖尿病や痛風を疑うことができます。
尿亜硝酸塩(NIT) 尿には存在しない物質であり、検出されると尿路感染症が陽性となります。
項目説明
尿酸(UA) 尿酸の生成と排泄のバランスが崩れると、血液中の尿酸塩が増えることで数値が上がります。尿酸値が悪化すると、痛風、腎臓障害、高血圧などを引き起こします。
項目説明
尿素窒素(BUN) 腎機能が低下したときに血液中に尿素窒素が増加して、高値を示します。
クレアチニン(CRE) 筋肉を動したあとに出てくる老廃物です。腎臓が病気になると排出されずに血液中に溜まってしまい、高い値を示します。
ナトリウム 体内の水分に含まれる物質で、水分量を調整する腎臓の機能を判断します。
カリウム 主に筋肉細胞に存在しているため、血中濃度が高くなると腎機能の障害が危惧されます。
クロール ナトリウムと同じく腎臓の働きを判断する項目です。脱水症状や下痢などでも高い値を示します。
カルシウム 骨や歯の成分として蓄積されており、通常は血液中にはわずかしか含まれません。仮に血中のカルシウム量が増えると、腎臓、甲状腺、悪性腫瘍などが疑われます。
無機リン カルシウムと同じく骨や歯に含まれており、腎臓の機能障害になると高値を示します。
マグネシウム 消化や代謝に関連する物質で、腎硬化症や腎不全などの腎臓疾患で高い値を示します。
項目説明
便潜血 消化管に出血があると便に血が混じって、潜血反応が陽性になります。痔、潰瘍性大腸炎、ポリープなどからの出血も考えられます。
寄生虫卵検査 ぎょう虫は体外で卵を産むため、セロファンを肛門に当てて、顕微鏡でそのセロファンを観察します。

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エコー・X線・画像診断(13項目)

項目説明
頸動脈エコー(超音波)検査 脳卒中の予防管理のため、超音波照射で頸動脈を見て、動脈硬化の進行度を評価します。全身の動脈硬化の目安を見る検査にもなります。
腹部エコー(超音波)検査 肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、前立腺などの腹部内臓器の炎症、腫瘍、病変などを捉えます。
乳房エコー(超音波)検査 乳腺炎、乳腺膿疱症、乳腺腫瘍などの乳房の病変を捉えます。マンモグラフィと組み合わせると効果的です。
甲状腺エコー(超音波)検査 喉の下に位置する甲状腺を調べます。しこりがある場合は精密検査に移ります。
項目説明
胸部X線(レントゲン)検査 肺と心臓、左右の肺の間にある縦隔などの器官の病気の有無、その広がりの程度や位置などがわかります。
胃部X線(レントゲン)検査 食道、胃、十二指腸までの上部消化器官およびその周辺部をバリウムを用いて造影します。主に食道炎、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、ポリープなどがわかります。
マンモグラフィ 乳房のX線検査のことで、乳がんの早期発見が目的です。乳房エコー検査と一緒に受けることが推奨されています。
項目説明
心電図 心臓の筋肉が収縮するたびに発生する微量の活動電流の変化から、不整脈や狭心症、心肥大などを発見します。
ミネソタコード 心電図検査における異常値を分類したコードです。心電図に所見があったときに記載されます。
項目説明
筋電図 画像では判別が難しい筋力低下や筋萎縮をチェックします。活動電位という筋力が発する微弱な電力を捉えて、その記録から筋肉の異常を検知します。
項目説明
PET 全身のがん細胞や病変をチェックする検査であり、特に肺がん、膵臓がん、乳がんに有効です。料金は10万~20万円が相場です。
MRI 頭部と体部を断面画像で確認できる検査です。脳、胃、肝臓、前立腺はPETよりも優れています。料金は2万~5万円程度です。
CT 胸部を横断画像で確認できます。肺がんや肝臓がんを見つけやすいため、喫煙者は1度受診したいです。料金は1万~2万円です。

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感染症・腫瘍(21項目)

項目説明
A型肝炎ウイルス抗体(HA抗体) A型肝炎ウイルスに感染しているかどうかの検査です。急性肝炎の原因であり、慢性化しにくいために定期的な健康診断ではあまり実施されません。
B型肝炎ウイルス抗原(HBs抗原) B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかの検査です。ただし、抗原が陽性でも肝炎を発症するとは限りません。
B型肝炎ウイルス抗体(HBs抗体) B型肝炎ウイルスに以前感染していたことがあるかを調べる検査です。
C型肝炎ウイルス抗体(HCV抗体) C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかの検査です。陽性の場合は慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんへと進行します。
抗ストレプトリジンO(ASO) 溶連菌感染の有無を調べる検査です。溶連菌感染症による疾患にはリウマチ熱などがあります。
風疹抗体価 風疹ウイルスに以前感染していたことがあるかを調べる検査です。
トキソプラズマPHA 微生物であるトキソプラズマに感染しているかどうかを調べます。
項目説明
HIV検査 HIVは免疫機能を持つ細胞に感染するウイルスです。HIVウイルスの増殖でリンパ腫などの病気を発症するとエイズとなります。
TPHA 梅毒の検査の1つです。感染直後から梅毒を検出することができますが、梅毒ではなくても陽性になってしまうことがあります。
RPR 梅毒の検査の1つです。感染から数カ月以上経たないと梅毒を検出できませんが、基本的には梅毒のみに陽性反応を示します。
項目説明
C反応性蛋白(CRP) 体内に急性の炎症や組織の損傷があるときに、血清中に増えるタンパク質の一種です。
リウマチ因子(RA) 膠原病の中でも特に多い慢性関節リウマチを主に診断します。
RFテスト 血液中にリウマチ因子があるかを調べる検査で、関節リウマチが診断できます。
項目説明
αフェトプロテイン(AFP) 胆道がん、膵臓がん、大腸がん、胃がんなどのがん細胞が増えると発生するαフェトプロテインを検出します。
CA125 卵巣がんや子宮がんなどの悪性腫瘍から特異的に産生される物質の1つです。
糖鎖抗原19-9(CA19-9) 膵臓がんや胆道がんになったときに急上昇する物質です。
癌胎児性抗原(CEA) 膵臓がんや大腸がんなどの悪性腫瘍で高い値を示すタンパク質です。
エラスターゼ1 膵臓がんなどの悪性腫瘍から特異的に産生される物質の1つです。異常値を示すと腫瘍診断に役立ちますが、示さなくても腫瘍が否定されるわけではありません。
PSA 前立腺がんのときのみに反応するタンパク質の一種です。
SCC抗原 肺、子宮、食道、尿路などを覆う表皮や細胞ががん化すると反応する腫瘍マーカーです。
項目説明
喀痰細胞診検査 喀痰に含まれる細胞や病的成分が肺がんの検査に有効です。専用の容器に2日分の痰を摂取します。

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皮膚・骨・体質(6項目)

項目説明
骨密度若年成人平均値(YAM) 骨粗鬆症の検査であり、くる病、骨軟化症、骨髄炎、腰背痛、圧迫骨折などでも減少します。
項目説明
骨髄検査 腰から髄液を採取して、脳や脊椎の医療をチェックする診断です。ただ、CTやMRIなどの画像診断の普及で大人にはあまり用いられません。
項目説明
アレルギー検査 アレルゲンを調べる検査であり、特異的IgE抗体検査や皮膚プリックテストなど数種類があります。皮膚科や耳鼻科で受けられる血液検査が一般的です。
特異的IgE抗体検査(血液検査) 血液中に存在するIgE抗体量を調べる検査です。0(陰性)~+6(陽性)の7段階でアレルギーの重症度がわかります。
項目説明
遺伝子検査 生活習慣病、がん、ストレス、認知症から円形脱毛症まで300項目近くの遺伝的な特質を調べる検査です。料金は2万~5万円が相場です。
がん遺伝子検査 画像診断では見つからない小さながん細胞の遺伝子量を調べる血液検査です。がん細胞の早期発見や予防管理を目的としています。

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精神・頭脳(6項目)

項目説明
神経症(ノイローゼ) ストレスが原因である大脳の病気で、不安、脅迫、ヒステリーなどの症状が起こります。神経症は精神科や心療内科でチェックできます。
心身症 精神的要因で身体が不調を訴える病気です。精神科や心療内科だけではなく、胃腸科や皮膚科などのその症状ごとの診療科でも診察できます。
統合失調症 精神病の一種で思春期や20前後の患者数が圧倒的に多いです。幻覚、妄想、緊張が起こりやすく、本人は統合失調症との自覚がないことが多いです。
うつ病(QIDS-J) 脳の生きようとする意思が衰えて、心身機能が低下する病気です。睡眠障害と食欲低下が目立ちます。QIDS-Jという診断でうつ病の状態を数値化できます。
項目説明
脳波検査 てんかんや脳血管障害が疑われるとき、または脳死など救急のときに行われる検査です。てんかん以外の場合は頭部CTなどと併用することが多いです。
項目説明
IQテスト 知能指数を計る検査で、発達障害や学習障害の診断にも使われます。大学病院や精神科で5,000~6,000円で受けることができます。

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公開日公開日 2011.09.15
更新日更新日 2016.03.11
執筆者Kirito Nakano

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