咳が止まらない病気一覧!咳や喉の痛みを緩和する方法

咳は30種類以上の病気が原因になり得る

咳は30種類以上の病気が原因になり得る

咳を発生させる病気はたくさんあり、患者の割合が多い気管支喘息含めて30種類以上の病気が原因になり得ます。病気を判別する要因としては痰の有無、咳が出る時期やタイミングなどがあげられます。

疾患名痰が出る喉が痛い息苦しい夜に出る長く続く
アトピー性咳嗽
胃食道逆流症
喉頭アレルギー
インフルエンザ
風邪
気管支拡張症
気管支喘息
気管支肺炎
後鼻漏
サルコイドーシス
COPD
心因性咳嗽
咳喘息
肺がん
肺気腫
肺結核
百日咳
マイコプラズマ肺炎
慢性咳嗽

呼吸器内科への相談が多い病気一覧

1

アトピー性咳嗽(がいそう)

アレルギー性鼻炎である人が主に風邪をきっかけに、回復後もアレルギー症状として咳が残ってしまう現象です。

通常、口から体内に異物が入ったときは咳を出して、その異物を排出しようとしますが、アレルギーを持っている人は防御しなくても問題ない些細な異物までにも、過剰に反応してしまいます。

アレルギー性鼻炎や花粉症と同じように、すぐに咳が出る原因にもなるヒスタミンが放出され、その結果、咳が続く状態に陥ります。

アトピー性咳嗽の特徴は「アレルギー性鼻炎を持っている、ゼエゼエと荒い呼吸はない、痰が出ない、朝と夜だけ咳が出る」などです。

2

喉頭アレルギー

喉頭アレルギーは長く続く咳、喉のイガイガ感やチクチク感、喉のかゆみといった咽喉頭の異常が諸症状です。喉が真っ赤に腫れるといった咽頭炎の症状はなく、咳止めの薬に反応しません。

咽頭アレルギーが悪化する原因は、大気汚染、ハウスダスト、カビ、スギ花粉などの花粉、春に飛んでくる黄砂などです。

3

風邪(かぜ症候群)

風邪は100種類以上のウイルスや細菌が原因になり、急性鼻炎、急性扁桃炎、急性咽頭炎などが発生する状態の総称です。

代表的なウイルスにはインフルエンザウイルス、アデノウイルス、ライノウイルス、コロナウイルスなどがあります。強力なインフルエンザなどでは短期間での完治は難しいですが、大人の場合は温かくしながら一晩安静にしていると、大抵は回復することが多いです。

また、風邪が喉に出やすい人は体調が回復しても、咳だけが残りやすく、その場合は水分補給、保温と保湿を心がけましょう。

4

気管支喘息

長く続く咳の原因としては気管支喘息の割合が高いです。気管支喘息は小児期に発症するイメージが強いですが、気管支喘息は何歳からでも発症し、アレルギーに全くならなかった人でも起こりえます。

気管支喘息は60歳を過ぎても増加傾向にあるため、咳が長く続くときはまずは気管支喘息を疑いながら、病院で検査をしましょう。気管支喘息で出る痰は粘着性が高く、痰だけで気道を閉塞させてしまうほど危険な病気です。

5

後鼻漏(こうびろう)

後鼻漏は鼻水が喉に流れ落ちてくる症状です。痰が絡みやすく、口の中もネバネバします。その結果、口臭が発生したり、仰向けで睡眠ができない、食事の味が薄く感じる味覚障害などを併発します。

後鼻漏では頻繁に鼻水が喉に垂れてきてしまうため、特に寝ている間に喉に鼻水が溜まってしまいます。その結果、鼻水が痰になり、朝方に咳も出やすくなります。

6

サルコイドーシス

いろいろな臓器の外側に炎症した細胞ができる病気です。炎症した細胞は巨大化して肉芽種(にくがしゅ)という病巣になります。

この病巣は肺にもできるため、肺が傷つき、炎症したり、圧迫され、咳が出やすくなります。呼吸困難や胸の痛みもサルコイドーシスの特徴です。

7

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDは空気の通り道である気管支が炎症で膨らんだり、酸素を取り込む肺胞が炎症で傷ついてしまう病気です。気管支が詰まると呼吸がしにくくなりますし、肺胞が破壊されると呼吸が浅くなっていきます。

COPDそのものの進行はゆっくりですが、徐々に蝕まれていくために症状の悪化に気づきにくいというリスクがあります。さらに風邪などで一気に症状が悪化することで、突発的な呼吸困難が発生してしまう病気です。

その結果、2013年時点では日本人の死亡原因の第9位にランクインしています。40歳以上になると10人に1人はCOPDである可能性が高く、今後10~20年間のうちに患者数が急増するとされています。

COPDになる主な原因は肺を直接傷つけるタバコや大気汚染です。特に階段上りや駆け足といった軽い運動の直後に咳が出る人は、COPDを疑うことが必要です。傷ついた肺は回復しませんので、早めに病院に行きましょう。

8

咳喘息

喘息と同様に気管支を収縮させる物質に過敏な状態ですが、ゼエゼエする特徴的な喘息の症状は出ずに、発作的な咳が出る喘息です。咳喘息はまだ喘息になりきっていない喘息の初期症状とも考えられています。

咳喘息は風邪、肉体疲労、ストレス、寒い場所、ハウスダスト、タバコ、運動などで起こりやすいですが、根本的な発生原因は解明されていません。

10

肺がん

肺がんは喉がかれた状態で出る乾燥した咳が、一向に治らないことが特徴です。同時に痰に血が混ざっていたり、胸の痛みを訴えることもあります。

ただし、これらは肺がん特有の症状ではないため、全部あてはまったとしても肺がんであるかはわかりません。いずれにしても長く続く咳は体が不調を訴えているサインですので、医療機関への早めの受診が大切です。

健康診断では胸部X線検査や腫瘍マーカー検査で肺がんが見つかることもありますが、その時点では進行している可能性が高いです。初期の肺がんを見つけるには、人間ドックなどで実施するPET検査やCT検査が有効です。

9

肺結核

肺結核は感染力の強い結核菌が引き起こす感染症です。発熱と咳を発症し、2週間以上も症状が続きます。ネバネバした痰が出やすいことが特徴です。

ただし、日本では患者数が減少しており、感染力が強くても病気を発症する人は10%程度に留まります。

11

百日咳

百日咳菌が気管支や気道の粘膜に感染することで発症します。従来は乳幼児限定の病気であり、免疫抗体がない乳幼児に感染すると、重症化する恐れがあります。

ただし、社会人も感染するケースが増えています。大人がかかると重症化はせずに鼻風邪のような症状になり、特に軽い咳がなかなか治らない状態が続きます。それ以上は悪化しませんが、つらくて体力が奪われていきます。

12

マイコプラズマ肺炎

早朝や深夜に発作的に強い咳が出る病気で、飛沫による感染力が非常に強いです。そのため、感染しやすい子供がマイコプラズマ肺炎にかかると、大抵は家族に広がります。

季節は夏の終わりから冬に流行します。潜伏期間は2~3週間で、治療までには1~2週間が必要です。

13

慢性咳嗽(がいそう)

慢性とは「長く続く」、咳嗽とは「咳」を意味します。つまり、慢性咳嗽とは病気そのものの呼び名ではなく、咳が長く続く状態を表しています。

夜寝る前に咳が出やすい、乾燥すると渇いた咳が出やすい、温かいや寒いなど急激な温度変化で咳が出やすい人が、病気ではない場合には慢性咳嗽と判断されることもあります。

例えば、風邪が治っても咳を発生させる部位が過敏になり、少しの刺激で咳の原因であるタキキニンという物質を放出する症状もその1つです。

肺や気管支が異常であるために咳が出る

肺や気管支が異常であるために咳が出る

喀痰細胞診検査で咳の原因を調査

咳は体内に入った異物を外に出してくれる大切な防御反応です。下痢を無理に止めると細菌やウイルスが体に残り、重症化や長期化しやすいことと同様に、基本的には咳は止めないほうがよいとされています。

特に痰が絡んだ咳は痰に異物が含まれているため、なるべく出すようにしましょう。逆に痰がない乾燥した咳は、異物ではなく気管支が炎症を起こしているため、治療薬で炎症と咳を抑えてあげることが大切です。

いずれにしても咳が相当ひどいときは、最初に咳や喉の痛みを緩和する方法を試してみて、それでも改善しないときには咳止め薬を使っても構いません。咳止め薬を飲むタイミングとしては、咳による嘔吐、呼吸困難、睡眠不足が発生したときに限定したほうが、結果的に症状は改善しやすいです。

  1. 嘔吐するほどの激しい咳が出てしまう人
  2. 日中でも呼吸がしにくいほどの咳が頻繁に出てしまう人
  3. 睡眠不足になるほどのひどい咳が何日も続く人

咳を伴う病気は種類が多く、風邪やインフルエンザ、気管支炎や気管支喘息、肺炎や肺がん、会社員に流行っている百日咳もありますし、疲労やストレスが蓄積されたタイミングで咳が出てしまう人もいます。

さらに同じ咳でも夜に眠るときに咳が頻繁に起こる人、運動後に突発的な咳が続く人、寒い外で咳が出やすい人は重い病気も疑われます。

ただ、咳の回数や継続時間といった問診だけでは、専門医が病気を判別することは困難を極めます。健康診断のときに行う胸部X線検査でも、咳の原因となる病気は肺炎くらいしか突き止めることはできません。

C反応性蛋白白血球などの血液検査も重要ですが、炎症性疾患の可能性を診たり、血液や臓器の異常を確認する目的のみです。

そのため、徹底的に咳の原因を調べるには、痰を分析する喀痰細胞診検査が有効です。呼吸器内科や内科にて気管内部の粘膜や分泌液から感染症を判断し、血が混ざっていれば腫瘍の可能性も発見できます。

実際の診察では「気管支喘息の既往の有無、花粉症、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、いびきなどの症状、咳の発生頻度、時間帯、痰の有無、痰の色、過去も含めて服用している薬の内容」などを聞かれることが多いです。

このような問診に加えて、触診、聴診、呼吸機能検査、血液検査、喀痰細胞診検査、胸部X線検査を含め、総合的に判断します。咳が重い病気のサインになり得ることからも自己判断ではなく、専門医への受診を推奨します。

咳や喉の痛みを緩和する方法

咳や喉の痛みを緩和する方法

内側から喉を温める

基本的には咳や喉の痛みは温めることで緩和します。特に温かい飲み物で体全体の体温を上げることは有効です。

例えば、風邪や咳に効く飲み物が熱めの生姜湯があります。風邪のひき始めは生姜湯だけで治るほど、生姜には咳や痰、のどの痛みを鎮める作用、強力な発汗作用、胃腸の働きを良くする作用が含まれます。

生姜湯の作り方は簡単であり、生姜10gをおろし金でおろすか、生姜チューブを用意して、ガーゼに包んで汁を搾り、そこに熱湯を加えます。甘さを出すために砂糖や蜂蜜を加えてできあがりです。

さらにレンコンにも「咳に効果がある」と昔から言われており、生姜湯にレンコンを加える一層、喉の痛みを和らげます。

咳や喉の痛みがひどいときは「畑の肉」と言われる大豆が活躍します。中でも黒豆を似て煮汁を飲むと、咳、声がれや気管支炎、喘息、風邪の熱に効果的で、利尿作用も期待できます。

他にも漢方の生薬の1つになっている杏仁も有名です。杏仁とはビワの種であり、ビワを食べたあとにその種を10個ほど400mLの水で煎じると、咳や痰が止まりやすいビワ茶ができます。

また、重い病気ではなくて咳が出やすい人には、麦門冬湯(ばくもんどうとう)や五虎湯(ごことう)という漢方薬が効くこともあります。

外側から喉を温める

体の中から温めることと同様に、体の外から温めることも有効です。体温が1℃上がるだけでも、細菌やウイルスの増殖を防ぎやすくなります。

まず喉の痛みを感じたときは、首を温めることから始めましょう。冬はタオルやネックウォーマーを巻き、夏は薄手のタオルで充分です。首周りや背中をマッサージして、血流を上げても症状が和らぎます。

また、冬は乾燥を防ぐことがベストです。加湿器を付けて、マスクを装着、飴を舐め続けると、喉に湿気が含まれやすくなり、痛みが改善します。

食べ物を食べているときに喉の痛みが和らぐ理由は、食べ物の温度で喉が温まることと、食べ物の水分で喉が潤うことが関係しています。温度と湿度を快適に保つことで、咳と喉の不快感を取り除きましょう。

咳が止まらない体験談

良い

咳が止まらない人は、吸入型のお薬を処方してもらいましょう。気管支が炎症して起こる咳が多いです。少しステロイドが入っている薬など、種類も多くあります。私は吸入型の薬がもっともよく効きました。お医者さんに相談してみてください。

普通

1週間前から咳が止まりません。喘息持ちじゃないのに喘息になることがあるか心配です。1カ月も咳こんでしまい病院に何度か行っても治りません。特に放射能の影響なども心配しています。次は大学病院の呼吸器内科を受診する予定です。

普通

冬と春の季節になると毎年咳が出ます。特に冬場はずっとこの咳に悩まされます。小さいころは喘息持ちでしたが、大人になって治ったかと思っていたところ、今またこうやって咳が続いています。

ただし、血液検査をしたところ、ハウスダストのアレルギーが+5もありました。もしかしたらハウスダスト対策をすると改善するかもしれません。とにかく苦しいので治せるように努力しています。

普通

2歳の息子の咳が止まらずに小児科でレントゲンを撮ってもらったところ、肺炎でした。熱性けいれんを起こして、40℃の熱が2日続いて、肺炎で咳が止まらず、鼻水も苦しそうで、中耳炎にもなってしまいました。

ただ、子供は治るスピードも速く、3日後には咳以外はほぼ治りました。咳だけは1週間ほど残りますので、加湿と水分補給が大切です。

普通

家族全員が風邪をひいてしまい、特に私は寝ようとすると咳が出てしまう状態でした。寝ている間も何度も咳で目が覚めるときはつらかったですが、耳鼻科で貰った抗生物質を飲み続けて、4日後にようやく咳が治りました。

悪い

私は昔から喘息を持っています。ただ、特に最近は咳が止まりません。2週間ほど前に高熱が出てから、熱が引いた今でも咳が止まらなくて、5分に2~3回ほどは強い咳が出ます。

ときどき咳をしすぎて、喘息になります。これが咳喘息かどうかは病院に行くしかないのですが、お金がなくて我慢している状態です。

悪い

1年位前から鼻の機能が悪くなって、匂いや味覚に鈍感になりました。さらに1週間前くらいから咳が止まらずにずっとしてます。動いたりするとすぐに出ます。私は喘息などは持ってないです。まだ19歳であり、特に夜になると咳が出ています。肺がんの恐れなど重い病気が心配です。

悪い

私は最近咳に悩まされています。前にマイコプラズマ肺炎になって、それで病院の先生に「喘息の気がある」と言われました。気があると言うことは、喘息になりやすい体質だと思います。あらためて病院に行ったら、常備用の吸入型の薬をもらいました。

悪い

1年以上前から咳と痰が治りません。病院に行って、いろいろな薬を試しましたが治らず、知り合いの人が肺がんになってから、私も不安になりました。やはり、再度病院へ行ってこようと思います。

悪い

就寝時に喉がイガイガして咳が出ます。日中も時々咳が出ます。いつ咳が止まらなくなるかわからないので、外出時にはのど飴とマスクを常時持っています。風邪薬を飲みましたが効き目なしでした。アレルギー検査をしたほうがいいか迷っています。

悪い

ここ2カ月前くらいから咳が止まりません。咳止めの薬を飲んでいても咳はいくらでも出てきます。中3ですので、授業中に私だけ咳こんでいて恥ずかしいです。1日でも早く治るにはどうしたらいいか困っています。

悪い

私も咳が一向に止まらないといった同じような症状でした。医師から処方された薬は全く効かず、しばらくしてから精密検査したら肺がんの初期でした。

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公開日公開日 2008.08.15
更新日更新日 2015.11.25
執筆者Kirito Nakano

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