平均赤血球容積(MCV)

血液(白血球数・血清鉄など)

貧血のタイプを明確にする平均赤血球容積

平均赤血球容積の健康診断の内容
区分 項目 略号 基準値 単位
血球検査 平均赤血球容積(MCV) MCV 男性  83~101 fL
女性  80~101
平均赤血球ヘモグロビン量 MCH 男性  28.2~34.7 pg
女性  26.4~34.3
平均赤血球ヘモグロビン濃度 MCHC 男性  31.8~36.4 %
女性  31.3~36.1

平均赤血球容積健康診断で平均赤血球容積を測る場合、血清鉄と同様に血液検査から測定します。

通常は平均赤血球容積だけではなく、平均赤血球ヘモグロビン量と平均赤血球ヘモグロビン濃度も一緒に調べます。

平均赤血球容積は赤血球1個の平均的容積であり、赤血球の大きさの指標となる数値で、赤血球数とヘマトクリットの値から算出した値になります。

平均赤血球容積の基準値は男性が「83~101fL」、女性が「80~101fL」です。

体験者の平均赤血球容積は「91fL」で男性の基準値内でした。前回の「92fL」より少し減少しています。

次に平均赤血球ヘモグロビン量は赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に現した数値で、赤血球数とヘモグロビン量から算出した値になります。

平均赤血球ヘモグロビン量の基準値は男性が「28.2~34.7pg」、女性が「26.4~34.3pg」です。

体験者の平均赤血球ヘモグロビン量は「31.0pg」で男性の基準値内でした。前回の「29.0pg」より少し上昇しています。

最後に平均赤血球ヘモグロビン濃度は赤血球の一定容積に対するヘモグロビン量の割合を表した数値で、ヘモグロビン量とヘマトクリット値から算出した値になります。

平均赤血球ヘモグロビン濃度の基準値は男性が「31.8~36.4%」、女性が「31.3~36.1%」です。

体験者の平均赤血球ヘモグロビン濃度は「34%」で男性の基準値内でした。前回の「31%」より少し上昇しています。

平均赤血球容積で判定できる病気

平均赤血球容積の健康診断結果では高い値の場合、高色素性貧血、大球性貧血などを疑うことができます。

逆に低い値の場合、低色素性貧血、小球性貧血などを疑うことができます。

平均赤血球ヘモグロビン量や平均赤血球ヘモグロビン濃度も同じです。

判定結果が正常値内でなかった場合は、放置していると悪化したり、すでに治療が必要な可能性もありますので、早めに専門医に診てもらい、適切な指示を受けるようにしましょう。

平均赤血球容積に関する役立つ知識

平均赤血球容積ではヘマトクリット値は血液中に占める血球の容積の割合を示す数値ですので、このヘマトクリット値を赤血球数で割ると、赤血球1個あたりの平均的な血球の容積を算出できます。

式は「MCV=ヘマトクリット値÷赤血球数×10(fL)」です。平均赤血球容積の単位であるflは「フェムトリットル」と読み、1fは10のマイナス15乗を意味します。

平均赤血球ヘモグロビン量ではヘモグロビン量は赤血球の成分の1つである血色素の数ですので、このヘモグロビン量を赤血球数で割ると、赤血球1個あたりの平均的なヘモグロビン量を算出できます。

式は「MCH=ヘモグロビン値÷赤血球数×10(pg)」です。ヘモグロビン量の単位であるpgはピコグラムと読み、1pは10のマイナス12乗、1兆分の1を意味します。

平均赤血球ヘモグロビン濃度では度赤血球の成分の1つである血色素であるヘモグロビンを、血液中に占める血球の容積の割合を示す数値であるヘマトクリットで割ることで、一定のヘマトクリットあたりのヘモグロビン量を%で示すことできます。

式は「MCHC=ヘモグロビン値÷ヘマトクリット値(%)」です。

平均赤血球容積、平均赤血球ヘモグロビン量、平均赤血球ヘモグロビン濃度に見られるように、ヘマトクリット、ヘモグロビン、赤血球数を互いに割ることで、赤血球のバランスを一目で判断できるようにしています。

平均赤血球容積の体験談

自動血球計数器法では赤血球数と同時に計算結果として赤血球恒数が3種類出てきます。平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球色素量(MCH)、平均赤血球血色素濃度(MCHC)の3つのことを合わせて「赤血球恒数」と言いますが、元々の目的としては赤血球の大きさや色の濃さといった性質を、数値として定量的に判断するための基準値を持つことが赤血球恒数の役割です。赤血球の大きさを判定するためにMCVを使い、色の濃さであるヘモグロビンの量を判定するためにMCHが使われます。私はいつも赤血球が少ないので、MCVやMCHの値が高めです。
基準値は病院や男女で差があるものの、おおよそMCVが89~99fl、MCHが28~35pg、MCHCが31~36%となっています。これらの数値の結果から貧血の可能性があるかないかを判断できるだけでなく、もしも貧血であれば、それが小球性低色素性貧血、正球性正色素性貧血、大球性高色素性貧血のどれに分類されるのかを調べ、それぞれの症状をさらに詳しく調べる段階へ進めていくためのきっかけになります。渡しの場合は貧血気味ですが、鉄分だけではなくタンパク質も摂る必要がありました。

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