肺炎や気胸などがわかる胸部レントゲン

胸部レントゲンの健康診断の内容
区分 項目 略号 基準値 単位
レントゲン検査 胸部レントゲン XB 正常 -

胸部レントゲンレントゲン検査は複数の写真の中に首から横隔膜、さらに胃、十二指腸あたりまでの全ての臓器を写し出すために情報量が多いです。

健康診断で胸部レントゲンを測る場合、X線照射装置とプレートの間に体を置き、X線を焼き付けて画像化し、コンピューターで処理してから測定します。

胸部レントゲンは肺、心臓、横隔膜などの器官の病気の有無、その広がり具合、臓器の位置がわかります。

健康診断結果には数値で表すことはせず、専門医の目視で病気の有無を診断します。現在ではコンピューター処理により、異常な箇所の色が変化するため、病気を発見できる精度は非常に高くなりました。

胸部レントゲンの基準値は「正常」です。

体験者の胸部レントゲンは「正常」で基準値内でした。前回も「正常」で変化はありません。

胸部レントゲンで判定できる病気

胸部レントゲンの健康診断結果では肺癌、肺結核、肺気腫、肺線維症、大動脈瘤、心臓肥大などを疑うことができます。

肺炎の痕跡がある石灰化巣陳旧性陰影、最近やウイルスで膜が厚みを増す胸膜肥厚、肺の表面にある膜の一部がくっつく胸膜癒着もわかります。

喫煙者によくあるケースでは、肺胞が拡張してから袋のようになった肺のう胞、そのあと大きくなって破れることで、胸中の空気が漏れる気胸が有名です。

また、幼少期には胸の横幅に対する心臓の横幅の割合が50%を超えていると心拡大と呼ばれ、将来、心臓疾患になる可能性があります。他にも脊椎の歪みなどもよく指摘されます。

判定結果が正常値内でなかった場合は、放置していると悪化したり、すでに治療が必要な可能性もありますので、早めに専門医に診てもらい、適切な指示を受けるようにしましょう。

胸部レントゲンに関する役立つ知識

レントゲン検査では体にX線を照射すると、体がX線を通過させた部分では黒く写り、体がX線を阻止した部分は白く写ります。

皮膚、筋肉、脂肪、肺はX線の透過度が高く、逆に骨、炎症、腫瘍はX線の透過度が低いです。「白い影を落とす」とはレントゲンで腫瘍が見つかったときによく使われる言葉です。

レントゲンは臓器の異常を検知することができますが、心臓の病気である狭心症や心筋梗塞、不整脈などはわかりませんので、血液検査の値を参考にします。

胸部レントゲンの体験談

この胸部レントゲン検査ですが、近年では会社の定期健診としては若年層に対しては行われないケースも多くなってきています。これは厚生労働省が2010年4月に施行した「胸部エックス線検査の対象者の見直し」により、この検査の受診対象が原則全社員から、40歳以上の社員のみに変更されたためです。胸部レントゲンによる肺癌などの早期発見の可能性が低く、かなり病状が進行していないと目視により判断は難しいという意見が多方面から出ていたことと、エックス線を用いた間接撮影方法自体が主流ではなくなってきつつあること、検査時の被曝線量に対する問題があることが挙げられます。
胸部レントゲン撮影で異常が見られた場合に可能性のある病気としては、肺癌や胸部大動脈瘤など、肺や心臓に関する重篤な病気が多いのが特徴です。この検査は目視により異常がありそうな場所を発見することが目的ですので、もし病気の可能性が疑われる場合にはその他の精密な検査を行わねばなりません。ただし、私のように再検査で特に問題なしというケースもあります。
金属の板の上にぴったりと胸を付けた状態で息を吸った状態で止めて撮影します。健康診断では造影剤を用いずにX線を体を透過させて映像をフィルムに焼き付ける「単純X線撮影」がほとんどです。この方法ですと、肺や筋肉などX線が透過しやすい場所は黒っぽく写り、骨などのX線が透過しにくい場所は白っぽく写ります。肺の中に何かしらの腫瘍などがあった場合にはその部分が白く写るため、目視で異常のある箇所を特定することが可能になります。
血液検査などと異なり定量的な基準値がなく、あくまでも医師の目視による判断のみが正常と異常の判定基準になっているため、異常があっても見落としが発生する可能性がゼロでは無いという点には注意が必要です。私は地元の病院で健康診断を受けたあと、再検査の項目があったので有名な病院の人間ドックを受けてみたところ、胸部レントゲンで新たに肺のう胞が見つかりました。

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