通常は規則的に動き続ける心電図

心電図の健康診断の内容
区分 項目 略号 基準値 単位
心電図 心電図 ECG 正常 -

心電図健康診断で心電図を測る場合、電極を体に取り付けて、体内の電流を読み取って測定します。

心臓の筋肉が鼓動を打つために発生する微弱な電気信号を、体表面につけた電極から検出します。

波形として記録していき、その電気信号の乱れから病気の兆候などを読み取ります。

心電図は数種類ありますが、一般的な健康診断では胸部に取り付ける胸部誘導が6本、手足に取り付ける肢誘導が4本、腕と胸部の境目につける2本の計12本の電極がある12誘導心電図を使用します。

心電図は心臓の筋肉が収縮する度に発生する微量の活動電流の変化から、心臓の病気を発見します。

心電図の基準値は「正常」です。

体験者の心電図は「正常」で基準値内でした。前回も「正常」で変化はありません。

ただし、少し心臓が右側に寄っている「右軸変位」を指摘されました。

心電図で判定できる病気

心電図の健康診断結果では狭心症、心筋梗塞、不整脈、心臓肥大、心膜炎、冠動脈不全、高血圧症、動脈硬化症などを疑うことができます。

ただし、心電図では正常でも複数の所見を指摘されることがあります。例えば、心拍数が100回/分以上の洞性頻脈では、貧血、心不全、甲状腺機能亢進症が指摘されます。

逆に50回/分以下の洞性徐脈はスポーツ選手などに見られる状態で、治療の必要もありませんが、スポーツをしていない場合は甲状腺機能の低下、もしくは薬の副作用の可能性があります。

また、冠静脈洞調律、上室性期外収縮、心室性期外収縮、完全右客ブロック、完全左脚ブロック、左室肥大、T派平低、T派陰性、ST降下、WPW症候群、房室ブロック、心房細動なども、心電図でわかります。

判定結果が正常値内でなかった場合は、放置していると悪化したり、すでに治療が必要な可能性もありますので、早めに専門医に診てもらい、適切な指示を受けるようにしましょう。

心電図に関する補足情報

心臓の病気は心臓に酸素や栄養を送る冠状動脈が詰まり、血流が滞って起きます。これは血管の壁に脂肪やコレステロールが付着し、血管が狭くなることが原因です。

そのために心電図に異常が見られた場合は、血管を狭くする原因の血中コレステロールの値にも注目します。

不整脈や狭心症はいつ起こるかわからないため、短時間の心電図検査では異常が発見できないことも多いです。

長時間測定するためには携帯型の小さなホルター心電図があります。24時間連続して心電図を記録することができ、コンピュータで解析し、個人でも診断できます。

心電図の体験談

心電図では心臓の筋肉が収縮する時に発生する微弱な電気信号を記録しています。そのとき、よく「リラックスしてください」と言われる理由は、元々微弱な電気信号を計測するのに体が緊張している状態では正確な検査が不可能だからです。
私は20代の頃に洞性徐脈で再検査になったことがあります。医師が言うに「この洞性徐脈の症状は若い世代の人や正常な人であってもたまに見られる」そうです。スポーツマン心臓などと呼ばれることもあるそうですが、特にスポーツを真剣にやっていた人や普段から運動量の多い人にこの症状が見られるそうです。確かに週に4回のジム通いをして、かなりのトレーニングをしていた私は、「なるほどな」と納得したのと同時に、何事もなくて安心しました。ただし、筋トレをするからといって必ずなるわけではないですし、この洞性徐脈の状態が長く続いていたり、40回/分の心拍数にまで低下するような場合は「心臓に何かしらの負担がかかっている疑いがあるので、すぐに医師に相談してください」と言われました。
健康診断では心電図の計測を必ず行います。心臓の動きを定量的に計測することで心臓や血液の流れに関連する様々な病気の発見に繋がるためです。私も社会人になってからは定期的に健康診断を受けていますが、入社して1年目の健康診断でいきなり心電図の診断結果に「要再検査」のマークが付いていたので、驚いてしまった記憶があります。医師からは「軽度の洞性徐脈のような状態」と言われました。これは一時的に1分間の心拍数が60回/分未満になっている状態にことを指すそうですが、私の場合は50回/分の心拍数だったために一応再検査となったようでした。
私の場合は洞性徐脈で再検査になりましたが、それ以外にも期外収縮や洞性不整脈、洞性頻脈なども心電図では異常値として計測されました。他に何か病気がなければ経過観察だけで済む場合が多いので、検診の結果で異常ありとなっていてもまずは慌てずに医師の診断を受けるのが良いようです。当然、心房細動や虚血性疾患、心肥大など非常に重篤な症状や病気が原因の場合もありますので、まずは医師に相談することが重要です。

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