胆汁の排泄障害などで上がる総ビリルビン

総ビリルビンの健康診断の内容
区分 項目 略号 基準値 単位
肝機能 総ビリルビン T-BiL 0.4~1.2 U/L

健康診断で総ビリルビンを測る場合、コリンエステラーゼ と同様に血液検査から測定します。

総ビリルビンは血液を循環する黄色の色素のことです。人など多くの動物の尿の黄色は、ビリルビンに由来しています。

血液中のビリルビン量は変動が大きいのですが、病気になると異常に大きく上昇するため、血液検査で重要な項目となっています。

総ビリルビンの基準値は「0.4~1.2U/L」です。

体験者の総ビリルビンは「0.9U/L」で基準値内でした。前回の平均より高かった「1.5U/L」より少し減少しています。

総ビリルビンで判定できる病気

総ビリルビンの健康診断結果では黄疸、溶血性貧血、敗血症、体質性黄疸、甲状腺機能低下症、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓癌、胆石症、胆嚢炎、膵臓癌などを疑うことができます。

判定結果が正常値内でなかった場合は、放置していると悪化したり、すでに治療が必要な可能性もありますので、早めに専門医に診てもらい、適切な指示を受けるようにしましょう。

総ビリルビンに関する役立つ知識

ヘモグロビンが鉄、一酸化炭素、ビリベルジンに分解され、さらにビリベルジンが還元されてできた物質が総ビリルビンになります。この総ビリルビンは間接ビリルビンと直接ビリルビンの総称です。

間接ビリルビンは約120日の寿命がある赤血球が壊れて、赤血球内のヘモグロビンが分解してできる黄色の色素です。直接ビリルビンは間接ビリルビンが肝臓に運ばれて、タンパク質と結合した物質を指します。

総ビリルビンの基準値「0.4~1.2U/L」は、間接ビリルビンの基準値「0~0.8U/L」と直接ビリルビンの基準値「0~0.4U/L」を合計です。

通常、ビリルビンは胆汁の成分として肝臓から十二指腸に送られた後、大部分は小腸から便へと排出されます。

胆汁とは肝臓で生成される黄褐色の液体です。体内にある廃棄物が水溶性の場合は腎臓で濾過されて尿として排泄されますが、水に溶けない廃棄物は肝臓で処理して胆汁に変え、便に含まれながら排出されます。

肝機能の低下や胆道系の病気があると、胆汁が十二指腸へ出らません。行き場のなくなったビリルビンは血液中に大量に流れ込みます。

そのため、黄色い色素のビリルビンの影響で白目の部分や皮膚を黄色くし、黄疸と判断されます。黄疸は肝機能の低下を表しますので、医師の診察を受けるようにしましょう。

総ビリルビンの体験談

ビリルビンは赤血球が死んでヘモグロビンが分解されたあとにできまする。ビリルビンには、肝臓でタンパク質と結合する前の間接ビリルビンと肝臓に運ばれたあとにタンパク質と結合した直接ビリルビンの2種類があり、その両方を足しあわせたものを「総ビリルビン」と言います。間接ビリルビンと直接ビリルビンの比は1:1とされています。総ビリルビンの基準値は血液1dL中に0.3~1.2mgとなっており、これよりも多い場合には異常値ということになります。私は以前は1.8mgと少しオーバーしていましたが、何もしないで0.8mgまで下がりました。
生まれたばかりの赤ちゃんの50%以上には黄疸が出ると言われています。赤ちゃんが必要以上の赤血球を持って生まれてくるためで、それを肝臓で処理するときに黄色い液体であるビリルビンが大量に出るからです。誕生後2~5日目になるに連れて色は濃くなり、1週間で消えていきます。
直接ビリルビンや間接ビリルビンにも基準値はあり、直接ビリルビンは0~0.3mg、間接ビリルビンは0~0.7mgとなっています。一般的に直接ビリルビンの数値が基準値を上回る場合は肝炎や肝硬変、肝癌などの可能性があり、間接ビリルビンの数値が基準値を上回る場合は貧血や溶血性疾患などが疑われます。これは間接ビリルビンのみが高くなっている場合は肝臓自体ではなく赤血球が多く破壊されている可能性が高いためです。また、直接ビリルビンのみが上がる場合には肝臓の機能低下の他にもビリルビン排出に関連する胆道の障害についても疑われます。
私は血液検査でビリルビン値が基準値を外れたことはありませんが、普段からアルコールの摂取量が多めなので、肝機能についての検査項目はγ-GTPなどとともに常に気をつけて結果を見るようにしています。
皮膚の色が黄色く変色してくるなどの、明らかな黄疸の症状が見られるようになるのは総ビリルビンが3.0U/Lを超えたあたりからと言われています。それよりも低い値であっても、肝臓の機能に何らかの障害が発生している可能性が高いため、総ビリルビン値が基準値を少しでも超えた場合は、より詳細な検査を受けることが推奨されています。まれに体質的にビリルビンの数値が高めの人もいます。そのような方は前回の値と比較するようにしましょう。
肝臓に何らかの問題がある場合に発生する症状としてよく知られているのが黄疸ですが、黄疸の症状である眼球や皮膚などの組織が黄色く変色する原因は「ビリルビン」という物質、が体内に大量に蓄積されていることにあります。私もビリルビンが3.6U/Lもあったため、皮膚が黄色っぽくなりました。

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