子宮頚部や皮膚などの上皮にできる癌を検査

SCC抗原の健康診断の内容
区分 項目 略号 基準値 単位
腫瘍マーカー SCC抗原 SCC ~1.5 ng/mL

SCC抗原健康診断でSCC抗原を測る場合、癌胎児性抗原と同様に血液検査で測定します。

SCC抗原は主に女性の子宮頚癌を調べる腫瘍マーカーです。子宮頚癌以外でも肺、食道、尿路、性器などを覆う皮膚や細胞の癌化でも反応を示します。

よく「扁平上皮癌で陽性になる」と説明されているとこともあります。扁平とは偏平足と同じく平べったいこと、上皮とは体を覆う表皮や内分泌腺などの細胞の総称です。

つまり、扁平上皮癌とは臓器や器官などの平らな皮膚細胞にできる癌のことです。

SCC抗原の基準値は「~1.5ng/mL」です。

体験者のSCC抗原は「0.8ng/mL」で基準値内でした。前回も「0.7ng/mL」で変化はありません。

SCC抗原で判定できる病気

SCC抗原の健康診断結果では子宮頚癌、肺癌、食道癌、尿路癌、性器癌などを疑うことができます。

また、新生児は出生直後に6~8ng/mL、生後2年間は2~3ng/mL程度の値を示します。

判定結果が正常値内でなかった場合は、放置していると悪化したり、すでに治療が必要な可能性もありますので、早めに専門医に診てもらい、適切な指示を受けるようにしましょう。

SCC抗原に関する役立つ知識

健康診断のオプション検査で使われるSCC抗原は、実は癌を早期発見するためののスクリーニング検査には適していません。

SCC抗原による腫瘍マーカーの検出感度は低く、ステージⅠとⅡで25~30%、ステージⅢで50~60%、ステージⅣで50~70%のみ反応します。

どちらかと言うと、SCC抗原は血中濃度への反応が早いので、病気になったあとの治療経過を見る役割が大きいです。

このように癌でも反応しないこともあるSCC抗原ですが、逆に異常値を示しても偽陽性であったりします。SCC抗原は皮膚や唾液にも存在しており、皮膚細胞などが血中に多く含まれると異常値を示します。

例えば、アトピーなどの炎症性の皮膚疾患で値が10.0ng/mL以上の高値を示した例が複数上がっていますし、緑膿菌感染症や腎機能障害でも陽性になる可能性があります。

また、腫瘍マーカー全般に言えることですが、腫瘍マーカーは血中の特定のタンパク質の量を調べています。そのため、癌以外の何らかの原因でタンパク質の量が増えても、ストレートに反応してしまうわけです。

特にSCC抗原の場合は1日約25%は変動するとされていて、少し値が上昇したから病気を疑うことは難しいです。2~3回以上連続して上昇した場合は必ず精密検査を行いましょう。

SCC抗原の体験談

30代になってから健康診断のオプションで毎回SCC抗原を検査しています。それ以外はCA19-9精密、AFP定量、CEA精密、SLX、PSA、CS125精密、CA15-3です。腫瘍マーカーは1つですと偽陽性、もしくは偽陰性を示す可能性がありますが、複数を組み合わせると精度が2倍以上になるため、このように多数のオプションを追加しています。
SCC抗原はアトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚の炎症でも反応する人がいるそうです。肺癌の検査にも使われますが、肺炎や喘息、喫煙者などでも陽性となることがあり、「正確性に欠ける」とも医師が話していました。

体験談はお問い合わせフォームから受け付けています。累計30個投稿されるごとに、抽選で1名様にAmazonギフト券3,000円分を差し上げます。

この健康レポートへのクチコミ