健康診断の料金は9,000~1万円!組合や病院で費用は変わる

健康診断には9,000円前後かかる

健康診断には9,000円前後かかる

健康診断の料金は9,000~1万円が平均的です。健康診断は健康保険適用外のために通常の診察よりは費用がかかりますが、医師による治療行為や処方箋はないので、このくらいの料金が相場です。

基本的に会社員の場合は会社が健康診断の料金を負担してくれますが、個人によっては検査項目の増減したり、オプション検査も検討すると、料金が加算されていきます。自営業者も加入している健康保険組合や法人協会によって、補助金や負担金が異なってきます。

また、各病院や診療所でも料金体系に差があります。中には精度の高い設備を採用していたり、レクリエーション施設を充実することで、シンプルな健康診断よりも費用が発生するケースも多くなりました。

そのため、ここでは「一般的な会社員や特定業務従事者、健康保険組合に加入している個人や会社員、健康保険組合などに未加入の個人や会社員」の3タイプに分けて、健康診断の料金を紹介します。

会社員や個人事業主など3タイプの料金体系

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一般的な会社員や特定業務従事者

会社員や労働者は労働安全衛生法の第66条、労働安全衛生法規則の第43~44条に基づき、年1~2回の健康診断が義務付けられており、その料金は雇用主側が負担しますので、無料です。

一般的な会社員は年1回の定期健康診断、化学薬品を使ったり深夜労働などの特定業務従事者は年1~2回は行います。

その場合の基本的な検査費用は事業主負担です。病院やクリニックなどで行う施設健診と検診車を使用する巡回健診では、原則として同一料金である施設が多いですが、追加費用が発生する場合もあります。

実際に事業主が負担している金額は、定期健診で9,000~1万円、生活習慣病健診で16,000~2万円です。人間ドックは5万円以上がかかりますが、これは法律の適用外ですので、事業主負担ではなく個人負担になります。

2

健康保険組合に加入している個人や会社員

主に個人事業主などが加入している健康保険組合で健康診断を受けるケースでは、普通に病院で受けるよりも安いです。一例ではある健康保険組合における一般定期健康診断の料金の5,500円でした。

健康保険組合や提携病院、検査内容で料金に変動がありますし、胃カメラやエコー検査などでも追加されますが、民間企業で健康保険組合が利用できる人はこのくらいの料金です。

また、一般的な会社員が定期健康診断とは別に、人間ドックや精密検査、オプション検査を受ける場合も、健康保険組合が一部を負担してくれるため、通常料金よりも割引されやすいです。

3

健康保険組合などに未加入の個人や会社員

健康保険組合に未加入の個人事業主や専業主婦、フリーターの方は、自分の意思でお金を払って、健康診断を受ける必要がありますが、特別なケースではありません。

健保などの制度がない会社も数多く存在しますし、一部の小さな会社では労働安全衛生法に反して、会社が健康診断の料金を負担しないケースも見られます。

その場合、一般的な病院の健康診断は9,000~1万円前後が目安になります。CTスキャンやマンモグラフィーといった多くのオプションを追加すると、数千~数万円の診察料がアップしたりもします。

個人事業主や小さな会社でも法人会や労働組合などに入っていると、この料金から10~30%ほど割引されることが多いです。

料金で健康診断の内容が変化

労働安全衛生規則第44条で義務付けられている健康診断の内容は13項目です。全てを含めた健康診断の料金が数千~1万円となります。

  1. 既往歴、喫煙歴、服薬歴、業務歴の調査
  2. 自覚症状、他覚症状の有無の検査
  3. 身体測定(身長、体重、腹囲)
  4. 視力
  5. 聴力(オージオメータを使用)
  6. 血糖検査(ヘモグロビン)
  7. 貧血検査(赤血球、血色素量)
  8. 血圧の測定
  9. 血中脂質検査(HDL、LDLコレステロール、中性脂肪)
  10. 肝機能(GOT、GPT、γ-GTP)
  11. 尿検査(尿蛋白、尿糖)
  12. 胸部X線検査(もしくは喀痰検査)
  13. 心電図

一例としてある健診団体の料金を参考にしてみると、35歳以上で一般定期健診を受けた場合は全13項目で10,800円でした。

35歳未満の方は6~9の血液検査や10の肝機能、12の心電図を省略した7項目だけでも法的には構いません。その場合の健診料金は3,000円になります。

身体測定、血液検査、X線検査などの13項目ある一般定期健診に眼圧、膵機能、糖尿病、肝機能、腎機能、便潜血、呼吸器、循環器、消化器系の検査項目を加えた生活習慣病健診は21,600円になります。

一気に金額が上がりましたが、やはり「病気の治療費よりも予防をしたい」ということで、生活習慣病健診を受診する人の割合は都市部を中心に増えています。さらにエコー検査、B型・C型肝炎検査、腫瘍マーカー、喀痰検査を追加した総合健診では5万円になりました。

精密なオプション検査の料金

健康診断とは血液と尿の成分量の変化から、病気を推測できる検査です。そのため、実際に病気の疑いを指摘されたり、個人的に心配している場合は、各臓器をオプション検査にてピンポイントで調べる必要があります。

例えば、胃の調子が悪い場合は胃部X線検査で胃カメラを飲みます。胃カメラは15,000円ですが、すでに胃疾患がある人は保険が利くために3割負担の5,000円になります。

ただ、健康診断は病気の治療ではなく発見が目的ですので、全額自己負担になりやすいです。そのため、健康診断の料金が全額負担と仮定すると、全大腸内視鏡検査は3万円、頭部CTスキャンは3万円、腹部CTスキャンは3万円、MRIは5万円、腹部エコー検査は5,000円が相場になります。

また、女性は女性特有の病気が懸念されるため、マンモグラフィーは5,000円、子宮がん検診は5,000円も検討したいです。

健康診断よりも検査項目数が多い人間ドックは1日コースで5万~10万円、2日コースなどでは10万円以上となります。脳梗塞や脳動脈瘤などを調べる脳ドックですと5万~8万円くらいです。

がんを早期発見するために行うがん検診は、胃がんだけであれば15,000円前後ですが、体全体を調べるCTスキャンとなると9万円前後もかかる場合もあります。

そのため、まずは健康診断で異常がないかを確認し、異常があった気になる箇所だけを精密検査することで、費用を抑えることができます。

さらに安い料金で健康診断を受ける方法については健康診断の料金を安くする!7通りある健康診断の仕方で紹介しています。

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公開日公開日 2008.08.17
更新日更新日 2015.11.25

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メディチェ編集部
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