健康診断の料金を安くする!7通りある健康診断の仕方

健康診断の料金をなるべく抑えたい

健康診断の料金をなるべく抑えたい

会社勤めをしていると、1年に1回は無料で健康診断が受けられます。これは労働安全衛生規則第44条で「雇用主は健康診断の費用を負担すること」といった内容が定められているためです。

しかし、自営業や扶養家族に含まれない主婦、もしくはフリーターの方は自分で病院を探さないといけませんし、中小企業の一部では健康診断の料金を負担してくれないこともあります。

また、会社員でも一般的な検査項目は決まっており、基本的にはがん検診などが含まれていないため、別途病院で自分が気になるオプション検査を申し込むケースもあります。

健康診断の受診料は9,000~1万円が相場ですが、検査項目の違いから13,000円かかる病院や、逆に最低限の項目のみを提供することで3,000円で済むケースもあります。

人間ドックでも保険組合を利用すると15,000円くらいですが、何も通さずに直接最寄りの病院などに予約した場合は5万~10万円、診断項目やプランによっては10万円を超えることもあり、価格差が大きいです。

特に年齢が35歳を超えた人は、検査項目が若い頃よりも増えるので注意したいです。一般的な健康診断をし続けて、数値に異常が見られたら生活習慣病健診、もしくは人間ドックに切り変える人もいます。

個人によって気になる症状や箇所が違いますが、なるべく支出が抑えられる健康診断を選ぶようにしましょう。健康保険組合などを通すと割引されますし、市区町村によっては割安料金で受けられる保健所を用意しているケースも見られます。

市区町村や在宅など7通りの健康診断

1

一般的な総合病院

一般的な総合病院では健康診断を実施しています。検査内容の種類も豊富で、医師の的確なアドバイスも受けられるので安心感があります。

料金幅は9,000~13,000円ですが、検査項目が増えるほど料金は上がっていきます。例えば、肝臓の検査では総ビリルビンや総蛋白を検査する病院もあり、その場合は1,000円単位で割増となります。

2

地域のクリニックや診療所

血液検査や尿検査はできますが、エコー検査や胸部X線検査がない場合、別の機関を紹介されることが多いです。

3

健康診断や人間ドック専門のクリニック

健康診断に特化したスタイルであるため、料金は割安です。さらに待ち時間も少なく、結果も1~2時間後にはわかる病院もあります。

4

健康保険組合の提携病院や健診センター

比較的大きな会社では提携病院のスタッフが会社に訪問し、健康診断を実施してくれます。もしくは1日病院を貸しきって、健康診断を行うこともあります。

会社を辞めた人も以前の健康保険組合は、任意で2年間継続できるため、その間は健康保険組合の施設は利用できます。

また、毎月の健康保険組合の保険料は国民健康保険より低いことが多く、健康診断の料金も5,000円以下と格安、1日ドックは1万円、2日ドックは2万円に抑えているところもあり、気になる人にはおすすめしたいです。

5

市区町村(自治体)の健康診断

市区町村など多くの自治体では無料、もしくは1,000~2,000円程度の安い値段で健康診断を受けられます。

ただし、40歳以上の方、妊娠中の方、生活保護者など、条件が決まっているために全ての人が利用できるわけではありません。

6

献血における血液検査の結果

ヘマトクリットなどの血液、総コレステロールなどの脂質、GOTなどの肝臓などに関わる項目の一部を、献血時に自動的に検査してくれます。

しかし、献血は輸血を必要としている患者のためですのでおすすめしませんし、血液以外の検査項目は診断してくれません。

7

自宅でできる血液検査キット

送られてきた血液検査キットを使って、自分で1滴の血液を採取し、検査機関に返送します。結果は約1週間で届きます。

血液の成分を細かくチェックし、糖尿病や高脂血症を始めとする生活習慣病がわかります。他にも大腸がん、肺がん、B型肝炎、C型肝炎、HIVウイルスの病気の存在がわかる血液検査キットもあります。

健康診断や人間ドック専門のクリニックが一般的

さまざまな種類の健康診断の受け方がありますが、一般的な総合病院で健康診断をしたときの料金相場は、若年定期健診が3,000~5,000円、一般定期健診が9,000~1万円、生活習慣病健診が2万~3万円、総合健診が5万~6万円、人間ドックが5~10万円ほどです。

種類目安料金参考料金
若年定期健診3,000~5,000円
一般定期健診9,000~1万円10,800円
生活習慣病健診2万~3万円21,600円
総合健診5万~6万円
人間ドック5万~10万円57,240円

生活習慣病健診と人間ドックの金額には2~3倍の開きがあります。これは単純に検査項目が増えることに加え、健診専用の機材や医師による画像解析が必要なためです。

若年定期健診の受診年齢は18~34歳に限ります。ただし、若年定期健診を設定せずに一般定期健診に統合しているケースもよく見られます。

生活習慣病健診、総合健診、1日人間ドックは35歳以上が目安となっていますが、もし「少し体調がおかしい」や「気になる症状がある」場合は、年齢問わずに生活習慣病健診や人間ドックを受診することが望ましいです。

また、各コース別の診察項目は下記の通りです。総合健診と人間ドックは項目がほとんど同じであり、明確な違いはありません。どちらもオプション検査を設定できる病院が多く見られます。

項目 若年定期健診 一般定期健診 生活習慣病健診 総合健診 1日人間ドック
診察
身体測定
視力
眼圧
眼底検査
聴力
血球検査
血圧
脂質代謝
ペプシノゲン
膵機能
糖代謝
血清蛋白
肝機能
尿酸
腎機能
便潜血
エコー検査
胃部X線検査
胸部X線検査
心電図
感染症
腫瘍マーカー
喀痰細胞診検査

会社が実施する健康診断は無料ですが、基本的な項目しか検査をしないことがほとんどです。気になる検査項目がある場合は、会社が実施する健康診断にオプション検査を追加すると、割安な価格で済みます。オプション検査の料金の目安は下記のとおりです。

病名 内容 料金
胃がん
  • 内視鏡検査
15,000円
肺がん
  • 胸部ヘリカルCT検査
  • 喀痰細胞診検査
  • 血液検査
3万円
大腸がん
  • 全大腸内視鏡検査
3万円
前立腺がん
  • 膀胱・前立腺超音波検査
  • 血液検査(PSA)
5,000円
乳がん
  • 視診・触診
  • マンモグラフィー
5,000円
子宮頸がん
  • 診察
  • 子宮頸部細胞診
5,000円
脳疾患
  • 血液検査
  • 頸動脈超音波検査
  • 頭部MRI・MRA
5万円
認知症
  • 認知症機能検査(MMSE)
  • MR検査
5万円

仮にこのようなオプション検査を自由に追加できない場合は、まずは自治体が定期的に開催している検診を利用するとリーズナブルです。それも受けられない場合は、最寄りの病院などでオプション検査のみ受けたり、人間ドックを利用することになります。

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公開日公開日 2008.08.18
更新日更新日 2015.04.15
執筆者Kirito Nakano

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