肥満度 - 35歳を超えてからの肥満は生活習慣病のリスク大

肥満になったら体脂肪率や腹囲もチェックしたい

肥満度

肥満度の健康診断の内容

区分 項目 基準値
身体測定 肥満度 普通

肥満度は標準体重との乖離を示すバロメータです。肥満度は普通が理想ですが、低体重でも健康診断結果はA判定になります。

健康診断で肥満度を計る場合、身長と体重から算出したBMIによって決められます。BMIが18.5未満は低体重、18.5~24.9は普通、25以上が肥満です。この肥満度はBMI(体格指数)で計算できます。

ただし、病院によっては肥満度をパーセントで表した別の計算結果を併記することも一般的です。この場合も身長と体重を使って、肥満度を求めます。

身長 cm
体重 kg

標準体重 kg
肥満度
肥満区分

最初に「身長(m)×身長(m)×22」で標準体重を出してから、自分の体重と標準体重を比較する下記の公式に当てはめます。

肥満度(%)=(自分の体重-標準体重)÷標準体重

肥満度が-10%未満は低体重、-10~10%未満は普通、10~20%未満は過体重、20%以上は肥満です。この場合は0%が標準であり、パーセントがマイナスであるほど低体重、パーセントがプラスであるほど肥満を意味します。

例えば、体験者の身長は178.8cmでしたので、標準体重は70.3kgとなります。体験者の体重は63.8kgであるために「(63.8-70.3)÷70.3=-9.2%」となりました。これは標準体重よりも9.2%少ないことを意味します。

結果、肥満度はマイナスですが、-10~10%未満であるため、肥満区分は普通でした。過去も普通、普通と変化してません。

肥満度の結果で疑える病気

結果原因
10%以上(肥満)
  • 遺伝による影響
  • 高血圧
  • 動脈硬化
  • 肥満症
  • 脂質異常症
  • 高尿酸血症
  • 脂肪肝
  • 糖尿病
  • 胆石症
  • 心疾患(狭心症や心筋梗塞など)
  • 痛風
  • 変形型膝関節症
-10%未満(低体重)
  • 遺伝による影響
  • 栄養不足
  • 拒食症
  • 免疫力低下
  • 糖尿病(中期)
  • 大腸疾患(大腸ポリープや大腸がんなど)
  • バセドウ病
  • 胃疾患(胃炎や胃がんなど)
  • 悪性腫瘍
  • うつ病

健康診断結果で肥満と判定された場合、特に35歳を超えた頃からは高血圧、動脈硬化、脂質異常症、高尿酸血症、脂肪肝、糖尿病、胆石症、心疾患、痛風、変形型膝関節症などを疑うことができます。

ただし、肥満度はあくまで区分ですので、健康状態はわかりません。肥満度と一緒に体重や体脂肪率もチェックして、健康状態は血液検査などの数値を参照しましょう。

判定結果が正常値内でなかった場合は、放置していると悪化したり、すでに治療が必要な可能性もありますので、早めに専門医に診てもらい、適切な指示を受けるようにしましょう。

肥満度に関する補足情報

体重ではなく筋力と脂肪の割合を知る

BMIからおおよその肥満度が判定できますが、実際には健康診断ではなかなか計測しない体脂肪率のほうが、健康に大きく影響しています。

例えば、身長と体重だけではすばらしい肉体を持ちながらも、マラソン選手は痩せすぎで低体重に該当しますし、柔道家は筋肉で体重が増えても、太りすぎで肥満と判定されます。

同じように私たちも筋力と脂肪の割合が健康を左右するわけです。体全体ではなく部位別に体脂肪を計測することで、どこの筋力が衰えているかがわかりますので、年1回は体脂肪計で細かく計測しましょう。

下半身太りの人はランニングやジョギング、水泳で、脂肪を燃焼させるようにしましょう。胴体部の脂肪が多い人は食事に気を遣い、スポーツで汗を流すことが大切です。

年齢が35歳を超えたあたりから肥満は万病の元になりますので、健やかに過ごすためにも体脂肪を低く抑えることをおすすめします。

肥満度の体験談

良い

肥満度は体重ではなく体脂肪との関係が重要です。体重に占める脂肪の割合の基準値は、男性が17~23%、女性が20~27%です。私は女性で肥満ギリギリセーフですが、体脂肪は25%のために安心しています。

良い

健康診断で体脂肪率を測ってくれる病院はあまりありません。ただし、最近ではメタボリック症候群の兆候を見るために腹囲を図ってくれます。

腹囲を図って内臓脂肪を計測し、よりハイリスクな肥満症の人に対して注意喚起を行うようになっているようです。私は腹囲が76.0cmで前回の76.3cmより減りました。

普通

肥満度はBMIの数値を元にして判定されますが、BMIは22.0を基準として、18.5未満が低体重、18.5~24.9が普通体重、25~29が肥満度1、30~34が肥満度2、35~39が肥満度3、40以上が肥満度4と、肥満度を細かく類別する病院もあります。

当然、肥満度の数値が高い方が有病割合が高まる傾向にあり、健康障害のリスクが高いとされていて、私も肥満度が1から3になったときは、中性脂肪やγ-GTPの値が悪化していました。

普通

BMIは「体重÷身長÷身長」の計算式で出される数値ですが、この数値がどの範囲にあるかで「非肥満、普通、肥満」の3つに分類されます。これが肥満区分です。健康診断ではこの肥満区分でいう非肥満と普通のいずれかに含まれていれば、A判定になります。

しかし、私のように標準体重よりも12kgも痩せていて、そのせいで血圧や中性脂肪が低すぎて、再検査になる人もいます。そのため、個人的には非肥満でA判定という仕組みには違和感を感じています。

悪い

私は肥満区分で肥満と判定されました。その後は摂取カロリーを抑えて、脂質の少ない食事に切り替える指導が行われます。また、有酸素運動を積極的に取り入れた生活に改善することも同時に指導されることが多いです。

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公開日公開日 2011.09.14
更新日更新日 2017.09.23

著作・制作など

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メディチェ編集部
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