赤血球(RBC) - 数値が低いと貧血で酸素が全身に運ばれにくい

女性に多い貧血を調べる赤血球

赤血球

赤血球の健康診断の内容

区分 項目 基準値
血球検査 赤血球(RBC) 男性 
400~539万/μL
女性 
360~489万/μL

赤血球は血液の主成分であり、酸素を全身に運んで二酸化炭素を回収してくれます。赤血球の大きさは8μmくらいで、120日間ほど動き続けます。

健康診断で赤血球を計る場合、ヘモグロビンなどと同様に血液検査で測定します。赤血球の基準値は男性が400万~539万/μL、女性が360万~489万/μLです。

以前の基準値は男性が420万~570万/μL、女性が380万~500万/μLでしたが、2012年4月に変更されました。

男性体験者の赤血球は512万/μLで基準値内でした。過去は526万/μL、484万/μL、509万/μLで大きな変化は見られません。

赤血球の結果で疑える病気

結果原因
基準値より高い
  • 体調による影響
  • 脱水症(嘔吐や下痢が原因)
  • 多血症(赤血球増多症)
基準値より低い
  • 体調による影響
  • 鉄欠乏性貧血(鉄分不足の貧血)
  • 再生不良性貧血
  • 溶血性貧血
  • 悪性貧血
  • 出血原因貧血(ケガや生理による貧血)
  • ビタミンB12欠乏症
  • 子宮筋腫
  • 妊娠中

健康診断結果で赤血球の値が高い場合、多血症などを疑うことができます。多血症とは赤血球が増加してしまい血液の濃い状態です。そのため、血栓が詰まりやすく動脈硬化を起こしやすいです。

逆に赤血球の値が低い場合、貧血、ビタミンB12欠乏症、痔、子宮筋腫などを疑うことができます。

体中に酸素を運ぶ赤血球が減ると、全身で酸素不足が生じて、貧血に陥ります。10分程度歩くだけでも疲れを感じたり、階段を昇るだけでも息切れするでしょう。頭痛、めまい、倦怠感も症状の1つです。

皮膚細胞も元気がなくなります。免疫力が低下するために口内炎ができやすいです。男性は顔色が悪くて元気がなさそうに見えますし、女性は血色が悪くてメイクが映えません。

赤血球が減ると体内の酸素が不足しますが、栄養不足や運動不足などで直接的に酸素を流入量が減ることで、赤血球の寿命が短くもなります。

貧血対策としては鉄分、ビタミンB12、葉酸を摂取します。鉄分には肉や魚に含まれる吸収率が高いヘム鉄と、牛乳や野菜に含まれる吸収率が高くない非ヘム鉄があります。

しかし、非ヘム鉄もビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が上がるために、ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜も積極的に摂りたいです。

赤血球に関する補足情報

喫煙やストレスで増えすぎる赤血球

呼吸で肺に送られた酸素は全身を巡らせなければいけません。赤血球のヘモグロビンに酸素が結合して、血液の流れに乗って全身に酸素を運び、各組織で生成される二酸化炭素を回収します。

赤血球が少ないと酸素を運ぶ量が少ないために、酸欠から貧血を起こしやすいのですが、逆に多くても健康には良くありません。

喫煙、ストレス、肥満、高血圧などで赤血球が増えると、血栓ができやすく脳梗塞や心筋梗塞になりやすいです。積極的に赤血球を減らすために生活習慣の是正も含め、薬での治療が必要です。

赤血球の体験談

良い

最近では採取した血液をそのまま自動血球計数器という機械にかけて、自動的に赤血球、白血球、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値を計測し、それらの数値を用いてMCV、MCH、MCHCの3種類を算出していたりします。

健康診断のときに10分程度で多くの項目についての結果が出てくるのは、このように検査自体が自動化されてスピードが上がっているからです。

良い

赤血球の役割は体の組織の隅々に酸素を送り届け、不要な二酸化炭素を運んで排出することです。生命を維持する上で非常に重要な役割を持っています。

赤血球が多い場合は血液がドロドロの状態になっていることを意味しており、血液の流れが滞って血管が詰まりやすい状態になります。逆に赤血球が少ない場合は酸素運搬の能力が低下し、鉄欠乏性貧血の症状が見られるようになります。

私は赤血球が基準値より高かったです。飲酒や禁煙などによる一時的な反応として出ていることが多いそうで、1年後の健康診断では基準値内に治まっていました。

普通

赤血球はその名の通り赤血球の量を測定するのですが、赤血球の役割は酸素を体内の各部分の細胞組織へ運ぶことですから、赤血球の数が少なくなれば酸素が送られにくい状態になり、貧血の状態になります。

逆に赤血球の数が多いと血液の流れが滞り、血管が詰まりやすい状態になります。私の病院では赤血球の基準値は男性で430万~570万/μL、女性で380万~520万/μL程度で、女性の方がやや低い値となっています。

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公開日公開日 2011.09.14
更新日更新日 2017.09.03

著作・制作など

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メディチェ編集部
メディチェ編集部
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