白血球(WBC) - 体に侵入した細菌やウイルスを攻撃してくれる

防除や免疫に大切な役割を果たす白血球

白血球

白血球の健康診断の内容

区分 項目 基準値
血球検査 白血球(WBC) 3,200~8,590μL

白血球は体に侵入してきた細菌やウイルスなどの外敵と戦い、感染をくい止める働きを持った血液細胞です。炎症性疾患、免疫異常、細菌感染で白血球は増加しますので、年ごとの変化を見ることが大切になってきます。

健康診断で白血球を計る場合、赤血球などと同様に血液検査で測定します。白血球の基準値は3,200~8,590μLです。以前の基準値は3,900~10,000μLでしたが、2012年4月に変更されました。

体験者の白血球は4,190μLで基準値内でした。過去の4,440μL、4,800μL、4,600μLより少し減少しています。

白血球の結果で疑える病気

結果原因
基準値より高い
  • 体調による一時的な異常値
  • 遺伝による影響
  • 白血病(慢性骨髄性白血病や単球性白血病など)
  • 心筋梗塞
  • 気管支疾患(肺炎や結核など)
  • 細菌感染症
  • ウイルス感染症
  • 敗血症
  • 悪性腫瘍
  • 薬剤障害
  • 妊娠中
  • 喫煙者
基準値より低い
  • 体調による一時的な異常値
  • 遺伝による影響
  • 再生不良貧血
  • 悪性貧血
  • 腸チフス
  • AIDS(後天性免疫不全症候群)
  • 膠原病
  • 薬剤障害

白血球の値が高い場合、白血病、悪性腫瘍、心筋梗塞気管支疾患、細菌感染症、ウイルス感染症、敗血症、薬剤障害などを疑うことができます。膵炎、胆嚢炎、腎盂腎炎、虫垂炎などの炎症性疾患でも、白血球は増加しやすいです。

白血球には好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球、単球という種類があり、それぞれの量を分析することで病気の種類が特定しやすくなります。

例えば、白血球が5万μL以上で単球が突出して増えたら、単球性白血病です。白血球が1万~5万μLで好酸球が増えていたら、アレルギー疾患の可能性が高くなります。

逆に白血球の値が低い場合、悪性貧血、再生不良貧血、腸チフス、AIDS、膠原病、抗がん剤障害などを疑うことができます。

また、白血球や赤血球などの血液細胞は、骨髄の幹細胞から別れて増殖します。白血病などはこの骨髄での白血球の分化の異常で起こります。

白血球に異常が見られた場合は、まずは再検査です。白血球は体内の炎症や薬の服用で一時的に増減しやすい項目です。ただし、高値では1万μL以上、低値では3,000μL以下などでは精密検査も実施されます。

白血球に関する補足情報

種類ごとに機能が異なる白血球

白血球は細胞ごとに基本的には5種類の異なる機能を持っています。それらが組み合わさって、白血球全体で細菌やウイルスなど戦っています。

細菌の感染症で重要な役割を果たしている好中球、アレルギー疾患で働く好酸球、免疫反応の中心的役割を担っているリンパ球、通常の炎症では動員されない好塩基球と単球というように、それぞれに役割があります。

また、体内で何らかの不具合が起こると、血液中の白血球の数が増加します。また、外傷、運動、ストレス、妊娠、喫煙、ステロイド薬の使用でも高くなることがあります。

骨髄の働きが低下した場合や、古くなった白血球を壊す脾臓の働きが異常に高まった場合には減少します。

白血球の体験談

普通

白血球は体の中に外部から異物が入った場合にそれを排除して体を守る役割を持っているものです。異物が入り込んだときには白血球が増加して、その異物を取り込んで無害化する機能を持っているため、何かしらの感染症などを持っているときには、白血球が一時的に増加しています。

私も以前、突発的に上がっていてびっくりしましたが、結局は元に戻っていました。白血球を検査すると、何らかの炎症や感染症などの外からは見えない異常が発生しているかどうかを知ることができるため、健康診断でも必須項目として行われています。

普通

白血球の基準値は、約3,500~9,000μLとかなり幅広いため、ほとんどの場合は異常値のを示すことはないですが、肺炎や気管支炎などの病気になっていて、体内で炎症反応が起こっている状態であれば白血球が増加します。

白血病などで免疫システムに異常が発生している場合でも、白血球は異常に増加します。逆に白血球が少ない場合は、貧血や薬剤の副作用、悪い場合には敗血症などの症状が疑われます。

普通

白血球は主に外部から体内への異物の侵入に対して体を守る役割を持っています。何らかの異物の侵入があった場合には一時的に白血球が増加します。つまり、白血球を検査することで、体内の異常を検知することができるのです。

白血球の基準値は一般的に新生児や幼児は成人に対して白血球が多くなっています。検査時に白血球が基準値よりも多い場合は、ウイルスや細菌に感染している可能性が疑われます。

体のどこかにウイルスなどが侵入する傷が見つからない場合は、肺炎や腎盂炎などの内部での炎症の可能性がありますし、白血病で骨髄に異常が発生した場合も、白血球は異常に高い値になります。

私は健康診断で白血球に異常が見つかったため、こうした病気の可能性を疑い、再検査で血小板数や炎症マーカーなどの検査を行いました。

結局、再検査で異常が見つからず、自覚症状もないため、喫煙や飲酒などの生活習慣によって一時的に白血球が変化している可能性が高いとのことでした。生活習慣病の予防のために食生活から改善している最中です。

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公開日公開日 2011.09.14
更新日更新日 2017.05.16
執筆者Kirito Nakano

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