血小板(PLT) - 血管の傷をふさいで出血を止めてくれる

止血や毛細血管に欠かせない血小板

血小板

血小板の健康診断の内容

区分 項目 基準値
血球検査 血小板(PLT) 13.0~34.9万/μL

血小板は血管が傷ついたときに集まって、血管の傷をふさいで出血を止める働きをします。そもそも血液とは血球成分と血清で構成されており、その血球成分は主に赤血球、白血球、血小板で作られています。血小板は赤血球や白血球と同じく、生体の維持で重要な役割を担っている物質です。

血液=血球成分(赤血球+白血球+血小板)+血清

健康診断で血小板を計る場合、白血球などと同様に血液検査で測定します。血小板の基準値は13.0~34.9万/μLです。以前の基準値は13.0~36.0万/μLでしたが、2012年4月に変更されました。

体験者の血小板は22.8万/μLで基準値内でした。過去の22.4万/μL、25.0万/μL、27.0万/μLより少し減少しています。

血小板の結果で疑える病気

結果原因
基準値より高い
  • 体調による影響
  • 脱水症(嘔吐や下痢が原因)
  • 多血症(赤血球増多症)
  • 慢性骨髄性白血病
  • 血小板増加症
  • 血栓症
  • 肺炎
  • 悪性腫瘍
基準値より低い
  • 体調による影響
  • 再生不良貧血
  • 悪性貧血
  • 慢性骨髄性白血病
  • 血栓性血小板減少性紫斑病
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 肝硬変
  • 細菌感染症
  • ウイルス感染症
  • 敗血症
  • リウマチ
  • 全身性エリテマトーデス
  • サルコイドーシス
  • 悪性腫瘍

健康診断結果で血小板が高い値だった場合、多血症、慢性骨髄性白血病、血小板増加症などを疑うことができます。

ただ、異常値としては低い値になる割合のほうが大きいです。その原因は直接、血小板の数が減る血栓性血小板減少性紫斑病や特発性血小板減少性紫斑病、悪性貧血、サルコイドーシスなどを疑うことができます。

血小板が減ると出血を止める働きが弱くなるため、口内炎ができやすくなったり、歯茎から血が出やすくなります。気付かないほどの打撲でも皮膚には紫や緑のあざが残りやすいです。

根本的には血小板を生成する骨髄に問題があることが多いです。悪性腫瘍で血小板が減る理由は、骨髄が侵食されているためです。

基準値の13.0万/μL以下になった場合は、始めは近くのクリニックで構いませんので、赤血球や白血球などと一緒に再検査をします。再度、異常が確認できた場合は、その医師に大きな病院を紹介してもらえます。そこで凝固能検査などの精密検査が実施されます。

血小板に関する補足情報

骨髄にある造血幹細胞が血小板になる

赤血球、白血球、血小板は骨髄で作られます。骨髄には造血幹細胞という血球細胞の元になる細胞が存在し、それらが自己複製をして、常に血球細胞を供給しています。

血小板は造血幹細胞が前駆細胞になり、前駆細胞が前赤芽球と前巨核球に別れ、前巨核球が巨核球に成長し、血小板となります。

そのため、骨髄に悪影響を及ぼす悪性腫瘍になると、血小板が減りやすくなります。赤血球や白血球が以上に増えたときも、相対的に血小板が存在する割合が下がるために、血小板の生産量が少なく見えることもあります。

血小板には血液を凝固させて、出血を止める働きがあります。血小板が減ると血液が止まりにくく、血小板が増えると固まりやすくなります。

10万/μL程度でしたら特に身体的な問題は発生しませんが、5.0万/μL以下になってしまうと、歯茎から出血しやすくなり、鼻血も出やすいです。3.0万/μL以下になると、脳出血を起こす危険性があります。

血小板の体験談

普通

白血球の数値に何らかの異常が見られたり、正常値であっても基準の範囲内ギリギリであった場合などは再検査が行われ、医師が必要と判断した場合は血小板の検査を行って、白血病などの可能性を探ります。私は白血球で再検査になりましたが、血小板では大丈夫でした。

普通

血小板が少なくなると血が止まりにくくなりますし、内出血によって青あざができやすかったり、鼻血が出やすいという症状も血小板に関係することがあります。

私はそこまで低い値でないのですが、基準値以下になることが多く、よく内出血したあとが頻繁に現れます。

血小板が少ない原因は肝臓に何らかの異常が発生しているとも考えられるため、健康診断ごとに肝臓に関するGOTやγ-GTPなどをウォッチしていますが、今のところ問題はなく、要経過観察といった状態です。

悪い

血小板には血液を凝固させて出血を止める機能があるため、この血小板の数が減ると出血が止まりにくい状態になります。血小板が減少する病気の代表的なものとして、白血病や再生不良性貧血があるため、白血球に異常が見られた場合にはこの検査も行うことが多いです。

以前、私は血小板が少々オーバーしたため、3カ月後に血清鉄の再検査も行ったことがありました。そのときは血小板と血清鉄とも問題ありませんでしたが、翌年はまた血小板が少しだけ多かったです。

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公開日公開日 2011.09.14
更新日更新日 2017.09.03

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メディチェ編集部
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