チモール混濁テスト(TTT) - 肝炎や肝硬変で高値を示す

肝臓の炎症の慢性化を調べるチモール混濁テスト

チモール混濁テスト

チモール混濁テストの健康診断の内容

区分 項目 基準値
肝機能 チモール混濁テスト(TTT) 0.0~4.0U

チモール混濁テストは主に肝臓の病気を判断する検査です。血液中のγ-グロブリンというタンパク質は肝機能が病的に衰えたり、感染症にかかると著しく増えるため、チモール混濁テストでこの量を計測することで肝臓の状態が把握しています。

具体的には血液から取り出した血清に蛋白変性試薬を加えるとγ-グロブリンが濁るため、この濁り具合からγ-グロブリンの量がわかります。

健康診断でチモール混濁テストを計る場合、アルカリホスファターゼなどと同様に血液検査で採取した血液を測定します。チモール混濁テストの基準値は0.0~4.0Uです。体験者のチモール混濁テストは0.8Uで基準値内でした。過去の2.1Uより少し減少しています。

チモール混濁テストの結果で疑える病気

結果原因
基準値より高い
  • 体調による影響
  • 遺伝による影響
  • 加齢による影響
  • 高血圧
  • 肥満症
  • 脂質異常症
  • 肝臓疾患(肝炎や肝硬変など)
  • A型肝炎
  • 膠原病
  • リウマチ
  • 妊娠中
基準値内で低値
  • 特に異常なし

チモール混濁テストの健康診断結果で基準値を超えていた場合、高血圧、脂質異常症、急性肝炎、慢性肝炎、中毒性肝炎、脂肪肝、肝硬変、A型肝炎などを疑うことができます。

上昇値が4.1~6.0Uと異常値でもそこまで高くない場合はGOT、GPT、γ-GTP、硫酸亜鉛混濁テストといった他の肝機能に関する数値もチェックします。それらが上昇していない場合は体調による影響も考えられるために、念のために再検査をします。

チモール混濁テストは加齢、結核などの病気、炎症性疾患で増えるγ-グロブリンを計測するため、肝臓に特化している検査項目ではなく、肝臓の状態を計る指標の1つとして存在します。

ただし、上昇値が6.1U以上といった高い値がみられる場合は、肝臓疾患の可能性が高いです。例えば、慢性肝炎はGOTやGPTなどでも反応する肝臓疾患であり、早めの治療が大切です。一方、A型肝炎はカキなどから感染する肝炎で、1~2カ月で自然治癒することが多いです。

チモール混濁テストに関する補足情報

健康でもチモール混濁テストが増加する要因

血液中のγ-グロブリンというタンパク質を増加すると、γ-グロブリンが試薬に反応して濁ったり、タンパク質が沈澱したりします。

そのときにフェノールの誘導体であるチモールを試薬として用いるのがチモール混濁テスト、硫酸亜鉛を試薬として用いるのが硫酸亜鉛混濁テストになります。基本的にはチモール混濁テストと硫酸亜鉛混濁テストはセットで行います。

しかしながら、γ-グロブリンは肝機能が衰えなくても増加するケースが多々見られます。例えば、前日まで脂肪分が多い食事を食べ続けていると、肝臓が衰えなくても、血液中に脂肪分が増えてしまい、試薬に反応します。

逆に考えると、健康診断の1カ月前から食生活を正すことで、チモール混濁テストだけではなく、GOT、GPT、γ-GTPでも数値は改善が期待できます。また、高齢者や妊娠中でもチモール混濁テストが高くなりやすいです。

チモール混濁テストの体験談

普通

肝臓の状態を検査する項目としてチモール混濁テスト(TTT)と硝酸亜鉛混濁テスト(ZTT)があります。

いずれも血清中のタンパク質の性質を調べてγ-グロブリンの量を検査するテストですが、血清タンパクが試薬と反応して混濁する程度を計測することで、肝臓の機能が正常かどうかを判断します。

チモール混濁テストの基準値は4U以下となっています。チモール混濁テストの結果が基準値を上回る場合には、慢性肝炎、急性肝炎、高脂血症、肝硬変、脂肪肝などの可能性が疑われます。ただ、私は5Uでしたのでよくない数値ですが、まだ病気は見つかっていません。

普通

チモール混濁テストは血液から生成した血清蛋白に試薬を加えることで現れる反応を見て、その状態を判断する検査です。

試薬にはさまざま種類があり、それぞれで判断できる病気の種類が異なります。チモール混濁テストの場合は、主に肝機能の異常をスクリーニングすることが可能です。

チモール混濁テストの基準値は0~4Uで、5Uを超えた場合は異常値として判断されます。特にA型肝炎の初期ではチモール混濁テストの結果が敏感に反応して数値が上昇するという特徴があります。

チモール混濁テストが異常値と診断された場合、疑われる病気の種類としては肝炎、肝硬変、高脂血症などですが、私のように数値が5Uと軽度にオーバーしている場合は、特に処置を行わず食事内容の改善および飲酒の制限によって経過観察とされることが多いです。

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公開日公開日 2011.09.14
更新日更新日 2017.09.23

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メディチェ編集部
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健康診断結果の見方を徹底解説。血液検査やがん検診などの基準値、関連する病気、治療法、体験談を紹介しています。

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