乾燥肌の7大原因!加齢・紫外線・冷暖房・洗顔などを対策する

乾燥から守るために角質層を保護する

乾燥から守るために角質層を保護する

乾燥肌は湿度が40%台になる冬に起きやすいですし、湿度が70%台になる夏でも、過度な冷房と強い紫外線で肌が乾燥します。特に35歳以上になると肌から水分が抜けやすく、男性は髭剃りでカサカサになりやすいです。

ただし、同姓、同年齢、同じ環境下でも乾燥肌の人と普通肌の人がいますし、私たちの肌質がそれぞれ違います。これは生活スタイルと日常的な肌ケアが深く関係しています。

3層構造では角質層の水分量が大切

皮膚は私たちの体を外部刺激や温度変化から守る役目があります。外側から表皮、真皮、皮下組織と3層構造になっています。

さらに表皮は外気と接する角質層、紫外線を屈折させるなどの機能がある顆粒層、紫外線の透過を防ぐなどの機能がある有棘層、新しい細胞が生まれる基底層に分けられます。この中でも角質層が肌の潤いと関係しています。

角質層には角質細胞が並び、その隙間を埋めるセラミドが主成分の角質細胞間脂質や潤いの元である天然保湿因子が水分を保持します。皮脂腺からの脂肪と汗腺からの汗が混ざった皮脂膜も角質の表面をバリアしてくれます。

しかし、角質層には防水性がないため、水分がじわじわと皮膚の表面に染み出して、1日に500mL以上の水分量が蒸発します。そこで肌の保湿をすると、角質層から水分が抜けにくく、肌細胞がきめ細かくなります。

ターンノーバーで肌は生まれ変わる

角質層は代謝されて、次々と新しい角質層に生まれ変わります。基底層で作られた肌細胞が有棘層に上がり、成長しながら顆粒層に押し上げられて、角質層に到達するわけです。

角質層に到達した細胞は、ミルフィーユのように積み重なります。1番上の角質は下から新しい細胞が押し上げられ、自然とはがれ落ちていきます。

この仕組みをターンオーバーと呼び、周期は20代は28日、30代は40日、40代は55日、50代は75日程度かかります。加齢とともに肌の新陳代謝は衰えていくため、現存する肌をきれいにする重要性が増していきます。

また、表皮の下の真皮層にはコラーゲンがあります。コラーゲンは肌の弾力とともに、潤いの元にもなっています。角質細胞間脂質や細胞間脂質と同じく、コラーゲンも加齢で減少していくため、栄養分の補給が必要です。

乾燥肌になる7大原因をケアする

1

加齢

今まで乾燥肌とは無縁の人でも、年齢を重ねるとターンオーバーも遅くなってしまい、乾燥しやすくなります。徐々に肌のごわつきが増して、化粧水が肌になじまないなど、新陳代謝が低下したことを実感する人も多いです。

特に35歳以上になると男女とも皮脂膜ができにくくなり、角質細胞間脂質も減って、角質層に隙間ができます。つまり、肌の保湿力が弱まっていくわけです。高齢者では80%以上が乾燥肌になります。

加齢による乾燥対策は肌質や年齢にあったスキンケアを使って、常に乾燥させないように注意することです。

例えば、ターンオーバーが遅延していくと、必要以上の角質が肌表面に積み重なっていきます。そのため、化粧水をいくら付けても、肌の中に入っていかずに潤わないままになってしまいます。

そのため、例えば40歳の男性であれば、不必要な角質を溶かす洗顔料を使うことで、肌が柔らかくなり、水分もきちんと入っていきます。肌の状態を整える化粧水は蒸発しやすいため、乳液も付けて保湿力を高めましょう。

また、乳児も乾燥肌になりやすいです。張りや潤いがあるように見えますが、皮膚が薄く、皮脂が少ないために刺激に敏感です。入浴後は保湿クリームを塗ることで、アトピー性皮膚炎を起きにくくする高価もあります。

2

体質

肌が弱かったり、アトピー体質の人は、基底層でできた細胞が成長しきらないまま角質層に押し上げられることがあります。細胞の間に隙間があるために、肌の中の潤いも逃げやすく、外部の刺激が肌内部に入りやすいです。

掻きむしると炎症が起きて、さらに悪化するために、無理をせず皮膚科へ行き、アトピーや肌荒れの外用薬をもらいます。

アトピー体質ではなくても普段の化粧品がしみたりするときは、無理に使用せず、刺激の少ないスキンケアを使用します。スキンケアはこすったりせずに、肌の上で手を動かさずに押し込むようにつけていきます。

3

季節

春や秋は花粉で肌が炎症を起こしやすく、夏は紫外線が強いですし、汗で角栓が詰まりやすいために肌が荒れたり、冬は空気が乾燥するために肌も乾燥して、炎症を起こしやすくなります。

室内は冷暖房で乾燥するため、加湿器や濡れタオルを常備しましょう。夏でもエアコンが強いときは、加湿器で湿度を保つことは正しいです。保湿重視のスキンケアに変えたり、マスクをすることも肌を乾燥から守ります。

4

紫外線

紫外線は肌内部にまで入り込み、真皮層にあるコラーゲンを破壊するため、肌が潤いを失って、乾燥肌になります。

紫外線対策としては、特に紫外線が強い夏場は、日焼け止めや帽子をかぶるなどして、紫外線を直接肌にあたらないようにします。紫外線はガラス越しや服でも透過するため、UVカットの服を着るようにすると効果的です。

5

冷暖房

細菌では5~10月頃まで冷房を付けて、11~4月頃まで暖房を付けるなど、1年中冷暖房が効いている環境が増えました。しかし、冷暖房は空気が乾燥するため、肌の水分が蒸発しやすいです。

男性は働いていると夕方には肌が脂ぎっている人が多いですが、これは水分量が多いわけではありません。皮脂と水分は別であり、テカテカしていても肌は乾燥していることがあるため、化粧水や乳液が必要になります。

女性はメイクをするときに保湿のある化粧品を使うと、乾燥を防げます。ほとんどメイクをしない人も、ホワイトニングやさっぱり系のスキンケアを使いがちですが、夏でも保湿のスキンケアが肌質を改善します。

また、就寝時は寒さ対策に使っている電気毛布に要注意です。こたつやホットカーペットなども同様ですが、温かい物質を肌に長時間近づけると、水分が蒸発してしまうため、肌のためにも使用は控えたいです。

6

生活習慣

ストレス、睡眠不足、偏った食生活などでも、肌の乾燥を誘発します。ストレスを溜めないように普段からリラックスする時間を設けたり、質の高い睡眠を心がけましょう。

食べ物は栄養バランスに優れた食事を摂りたいです。朝食は抜かず、昼食は食べすぎず、夕食は就寝の2時間前までに食べ終えます。乾燥肌には特にビタミンA、C、Eが有効です。逆に香辛料やアルコールは肌を敏感にします。

衣類では肌着に気を遣います。ウールやナイロン製は刺激が強いため、木綿や絹製がベストです。乾燥したかゆみが発生しやすいすねや腰は元々皮脂腺が少ない上に、衣類とこすれやすいです。

赤くなったり湿疹ができると慢性的な皮膚炎になりやすいため、すねや腰なども保湿クリームを塗ることが大切です。

7

洗顔

洗顔のときに熱いお湯ですすぐと、必要以上に肌表面の皮脂が取れてしまうため、肌内部の水分が蒸発しやすくなり、乾燥につながります。体温くらいが適切な温度であり、洗っても肌を傷めにくいです。

体を洗うときもゴシゴシとこすらないようにします。強い摩擦で肌表面の角質層がめくれ上がって、その隙間から肌内部の水分が蒸発して、乾燥につながるためです。体もぬるま湯ですすいであげましょう。

風呂は入浴剤を使うときは硫黄成分が含まれないものを選び、少し暑いと感じるくらいのぬるま湯に浸かります。風呂あがりは肌が乾く前に保湿クリームを塗りましょう。

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公開日公開日 2015.09.29
更新日更新日 2017.09.23

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