イライラしない7つの方法!怒らずに冷静に物事を解決する

ムカっとしたときの怒りが消える

ムカっとしたときの怒りが消える

怒りとは他人から与えられるものではなく、自分の脳が発しているシグナルです。つまり、自分の考え方や捉え方をコントロールできれば、怒りは怒りとして残ることなく、すぐに消せるようになれます。

1

怒りは必要と認識する

怒りすぎるとストレスが増えますし、怒りを抑えてもストレスが溜まります。ただ、悪いことばかりではありません。怒り、不安、悲しみといった負の現象には危機を自覚させる役割があり、生きていく上で必要な感情です。

つまり、怒りを感じることは悪くありません。怒りに敏感すぎたり、怒りの蓄積や増幅はなるべく避けたくても、怒りそのものは自分にとって不都合な状況に気付いて、その被害を回避できる危機管理能力でもあります。

私たちは「どうして自分はすぐに怒るのだろう」と悩まずに、怒ることは問題ないとして「怒りをすぐに消せるようになりたい」と考えましょう。

2

今ある怒りを分類する

イライラしたときはその怒りの発生原因を分析してみます。例えば「彼氏が待ち合わせに1時間も遅れてきた」瞬間に、怒りで頭がいっぱいになり、その後のデート中ではずっと不機嫌になってしまいました。

自分でも「この怒りをなくしたいけれど、彼氏が100%悪いからどうにもならない」と考えているかもしれません。ただ、このシンプルなイライラ感を「長い時間待っていた怒り、デートの予定が狂った怒り、遅刻でケンカしたことを思い出した怒り」などと分類してみます。

脳や心の悲鳴である怒りの原因を把握できると、私たちはまず冷静になれます。このとき、怒りは覚えていますが、心は落ち着きを取り戻していて、これが怒りを消すきっかけになります。

そうすると「長いこと待っていたけれど向こうにも都合や理由がある、デートの予定は調整すればまったく問題ない、遅刻でケンカしたことを思い出したけど今は関係ない」というように、前向きに対処しやすくなります。

3

本当の被害を算出する

満員電車でおじさんに足を踏まれて、しかも謝罪なしで無視されたことがありました。ここで怒りを感じることは正しいです。怒りを感じない人は危機管理能力に欠けていて、いずれ直面する困難や難題に対処できません。

ただし、怒る感情は一瞬だけです。あまり怒らない人も一瞬だけ怒りを覚えてはすぐに落ち着きます。これは本当の被害を算出できているからです。

足を踏まれたときには「足が痛い」という物理的な被害と「謝罪なし」という心理的な被害があります。つま先から血が出たり、骨折するほどの重症ではなければ、あまり怒らない人は「たいした問題ではない、世の中にはいろんな人がいる、そういうときもある」と考えています。

実際に足を踏まれた行為を金銭に換算しても、1円も治療費や損害賠償を勝ち取ることはできません。非常に短期的な出来事であり、長期的な被害としてはゼロです。つまり、本当の被害がないために怒らないわけです。

4

自分の責任と捉える

あまり怒らない人は基本的には「自責=すべての出来事は自分の責任」と考えています。例えば「妻が冷蔵庫のプリンを勝手に食べた」としても、それは「自分が妻に念押ししていなかった、自分が妻の分も買わなかった、自分がうまく冷蔵庫に隠せなかった」と考えるわけです。

私たちが突発的に怒りを覚える理由は、想定していないからです。仮に「妻が冷蔵庫のプリンを見つければ、勝手に食べる可能性がある」と想定していれば、怒りはなく「想定の範囲内」と思うだけでしょう。

世の中の出来事はコントロールできませんが、自分が想定することは管理できます。それでも想定外の被害があったときは「想定不足」などと、常に自分に落ち度があるように考えると、イライラは少なくなります。

5

相手の行動に期待しない

相手に期待すると、その結果が得られないときに怒りを覚えることがあります。例えば「電車で高校生がスマホで大声で話している」や「電車で周囲を気にせずに大きなベビーカーを通路に広げる」ことに遭遇しました。

それを見た私たちは多少のイライラ感を覚えます。そこで私たちが基本的なマナーを守らない人たちを注意しても、彼らは即座に謝罪したり、深く反省することはありません。なぜなら彼らは無意識ではなくわかっていてやっていたり、その行為を「問題ない」と思っているからです。

それにも関わらず、私たちが「ここで注意をすれば、謝罪して更生してくれる」と期待することは、新しい争いを生むだけです。他人を変える努力は大変な手間であり、基本的には他人は変わりません。

ここは相手を「そういう価値観を持つ残念な人」と捉えて、自分に実害がない限りは極力避けます。相手に決して期待してはいけません。その期待が裏切られたときは、自分の怒りが増幅してしまいます。

6

他人を格付けしない

他人には他人の事情があります。混んできた電車内で隣の座席にバッグを置いて、スマホに夢中の女性を見たとき、私たちは「自己中心的、視野が狭い、頭が悪い」などと思うかもしれません。

しかし、自分でストーリーを作ってしまうと、事実を歪めます。実はその女性は母親が救急病院に運ばれたとの連絡を聞いて、スマホで弟に詳細な状況を確認している最中でした。親の生死がかかっているときに、周囲に気を遣う余裕はありません。

場当たり的な現実だけを直視すると、将来性を見失います。私たちは相手のすべての事情や背景を知りません。そのため、根本的に他人を評価したり、分類することはできないわけです。

私たちが他人を「悪い人」と格付けした途端、その格付けの中にある想像上の人物に対して、怒りを覚えます。私たちは無知であることを自覚して、他人を格付けせずにその人の事情や背景を想像したいです。

7

主体的な考えを持つ

主体的に生きる感覚があると怒らなくなります。怒りとは他人に対する評価や他人からの評価で生まれる機会が多いです。しかし、本来、自分が納得していれば他人の評価は必要ありません。

例えば、ある男子高校生が母親に「医師になるから大学に進学したい」と話したとき、母親からは「うちにはそのお金がない」と言われました。本人はお金を稼がない父親に嫌悪感を抱き、賛成しない母親に怒りを覚えます。

しかし、その男子高校生はどうしても医師になりたいために、お金がなくても医師になれる方法を探します。他人ではありませんが親にも頼らず、主体的に動くわけです。この主体性を持った瞬間に怒りは和らぎます。

他人に押し付けていた責任が自分の責任に切り替わったからです。主体的な考えを持つことで前述した「自分の責任と捉える」ことも意識できました。

結局、医学生のための奨学金とバイトの掛け持ちを学費に充てている人が多いことわかります。ただ、その負担額を下げるために国立大学や成績優秀者の学費が減免される大学に合格することが前提であるとも理解します。

さらに一部の医科大学では卒業後に指定された大学に5年以上勤務することで、学費が全額免除されることもわかりました。これなら両親に負担をかけることもないです。このときには過去のような怒りはもうありません。

口達者な相手でも怒らずに反論する方法

自分の怒りが増してしまう要因の1つに、相手に反論ができないことがあります。特に「自分が正しい」と思っていても、口がうまい相手の前では論理的な意見が出てこず、冷静を保てなくなって怒りが沸くわけです。

その対策としては相手の詭弁を分類することが有効です。例えば、夫が「旦那のほうが給料は高いし、残業時間も多いから、会社の同僚らも妻が保育園の送り迎えをしている」と言い放ちました。

しかし、これは詭弁です。給料が高いとその仕事が重要に思えますが、保育園の送り迎えとは関係ありません。残業時間が多くても、それを管理する努力ができない旦那が悪いです。

それに会社の同僚らの意見も実際には2~3人にしか聞いていません。このような詭弁を見抜くためには、あらかじめ詭弁の特徴を認識しましょう。

  1. 統計学上、数が足りない統計情報を、絶対的な根拠にする。
  2. 極めて少数の反例を具体的な事例として、提示する。
  3. データを示さずに、周囲に意見が支持されているように見せる。
  4. 大多数の意見や権力のある人の意見であるように見せかける。
  5. 一見、関係がありそうで関係のないことを結びつける。
  6. 過去の事例を持ち出して、現在を事実に無理やり当てはめる。
  7. 事実を話している最中に仮定の話をして、話を有利にする。
  8. 両方とも自分に有利な選択肢を2つ用意して、相手に選ばせる。
  9. 相手にありとなしの選択肢しか与えない。
  10. 極論や暴論である解決策を提示して、妥協案を飲ませる。
  11. 相手の意見を極論化して、疑問や不安を増幅させる。
  12. Aの話をしているときに、BとCがないと指摘する。
  13. A、B、Cの話をしているときに、Aに具体性がないと指摘する。
  14. 自分の意見は述べずに、とにかく相手の意見を否定する。
  15. 相手に不利な細かいミスを多く指摘して、数で圧倒する。
  16. 討論の途中で勝利宣言をして、あとはすべて無視する。
  17. 自分で管理できる物事を他人の管理下にあるように見せる。
  18. 自分の責任である物事を他人のせいにしてしまう。
  19. 自分のせいだとわかっていても、不可抗力や陰謀説を主張する。
  20. 過失を「忘れていた」や「勘違いだった」とミスのせいにする。

店員にクレームを言いたいときにも使えます。店員はクレーム対応のマニュアルを熟読しており、上手に受け流してきますが、店員の詭弁を分析してみると、店員に対して怒りが和らぎ、冷静にコミュニケーションができます。

店員は「謝り倒して相手が落ち着くことを待つ、基本的に権限がない人が問題を解決しようとする、お客が気付かない理由を言い訳に使う、責任の所在を機械や不明など曖昧にする、お店の規則を異様に順守してくる、前例がないとして対応しない」といったクレーム処理をしがちです。

私たちは店員の態度に対して「今は責任をうやむやにして、謝ることに徹している」などと見抜けるようになると、怒りではなく、論理的に自分の意見を主張できるようになり、状況を有利に進めることができます。

このように怒りは自分の中にある感情であり、他人からの干渉がきっかけになりながらも自分でコントロールできます。怒るだけでは物事は解決しませんので、冷静さを保って問題を有利にリードしていきましょう。

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公開日公開日 2015.11.11
更新日更新日 2016.08.24
執筆者Kirito Nakano

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